こんにちは、晏藤滉子です。
本日で連続投稿1459回目のブログとなりました。
やるべき事に追われてやりたいことが分からない、
自分の本心を見失う・・・そんな時期ってありますよね。
仕事が忙しかったり、人間関係に翻弄されたり、世界の中心に自分が居ない時にそのような状況になりがちです。私も含めですが・・・せっかちだったり、つい何でも背負いこみ過ぎる人はその傾向が顕著かもしれません"(-""-)"
やりたいことが分からない・・・自分の欲を見失う時多くの場合、待つことが出来ていないということ。「自分のコアな欲」と言うのは「本心からの声」であり、その声をちゃんと傾聴していないということです。
傾聴とは相手の話に耳を傾けること。自分の色眼鏡抜きにして、相手の本心を受け止めることでもあります。それが出来ていないと・・・自分の欲や本音が自分自身なのに分からなくなるということが起こり得るのです。
四六時中自分の本音は呟いています。それに対し真面目に傾聴していますか?
ケーキ食べたい、電車乗りたい、海が観たい、遠くへ行きたい
思考が創った「願望」と「本当の欲」は似ているようで非なるもの。
願望は顕在意識/左脳由来のもの、本当の欲とは潜在意識/右脳によるものです。つまり本当の欲とは、非常に感覚的で前後の脈絡なしに短い言葉で囁くものです。「こうだからああなりたい」という文脈ではあり得ません。
「本当の欲」が囁く時無視したり、「あとで」と先延ばししたり、最後までじっくり聞くことなくあしらうことがあります。「本当の欲」はイチゴのケーキ食べたかったのに近所でチーズケーキ買ってみたり、海をのんびり眺めていたいのに車でさっと通り過ぎるだけだったり。結果的に本当の欲は満たされない。そんなことが度重なると不信感や「やりたいことが分からない」という現象が起こります。
それは待つ=傾聴が出来ていないことから。
待つことって、現代人は苦手だと思うのです。何でも効率的に早く済ませることが正義と思っている節があるからです。「待つ」は時間の無駄、非効率って具合にね。
傾聴において待つことは正義です。それ抜きに「本心」を引き出すことは不可能かもしれません。例えばモジモジ何か言いたげな子供に対して「ハッキリ言いなさい!」「早く!」と言い続けたら、言いたいことも言えず心を閉ざすだけ。
「言ってもどうせ無駄でしょう・・・」とシャッターを下ろしてしまいます。
だから「○○したい」という本当の欲からの呟きが聞こえたら、頭を空っぽにして次の呟きを待つことです。急かさないでイラっとしないで、ぼーっとして・・・
そうすると不思議なことに次の呟きが降りてくるものです。前回よりも具体的にもっと分かりやすい形で・・・イメージかもしれないし、文字かもしれない、音かもしれないけれど。
本当の欲を引き出すにはたった一つ
「全部聞かせて。待ってるから」という姿勢をみせること。
一を聞いて十を理解したつもりになる・・・それでは本当の欲の在り処は判らない。
「待つ勇気」があってこそ、「本当に欲しいもの」が浮かび上がるものかもしれませんね。
今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに。