星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

双子座満月に寄せて

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12月19日13時35分、双子座にて今年最後の満月を迎えます。

 

満月の意図するものは、葛藤と手放し。次の新月までに余分なものや意識を手放す事を表します。つまり次新月までの土壌づくりでもあるのです。

 

22日冬至も含め、2022年を迎える助走段階ともいえるでしょう。

 

 

双子座満月に寄せて

 

自分の可能性の為に積極的に人と関わろうとする時期です。

 

自分の能力を活かして社会の評価を得たいという願望を密かに抱いているのかもしれません。この時期は家族や友人などの個人的な付き合いに意識を向けるよりも、社会へ向けて自分を打ち出したい欲が強くなります。

 

ただ、他者の中で自分を活かす事は難しいと思うかもしれません。自分と他者の資質の差に愕然としてしまうこともあるでしょう。自分の足りないことに意識が向いてしまうと無力感を覚えたり、逆に周囲に対して虚勢を張ろうとします。

 

社会へ自分をアピールする為に、誰かと協力するよりも高圧的にパワーバランスをとろうとする。つい好戦的になったり、威圧的な睨み合いになったり・・・社会に目を向ければ向ける程「思うようにいかない・・・」と痛感することもあるかもしれません。

 

それは、人の思惑や社会の評価に振り回されている証。

 

「人の目」を過度に気にしていては、本当に好きなことを選べなくなる。本音を話せなくなる。社会にウケる事だけ気にしていては社会の下僕になってしまう。そんな状況下では「本当の私」をアピールすることは難しいものです。仮面を被ったままでは、誰も本気で推してくれないものですから・・・。

 

葛藤を覚えることも多いかもしれません。

でもその葛藤は本心と向き合うためには必要な葛藤です。

何が譲れないのか、歩み寄れるのか・・・そのバランスは自分自身でしか分かりません。

 

葛藤の緊張を緩める為に大切なことは・・・、

社会に打ち出すものは「あなた自身の個性」だと気づくことです。

 

他者軸になっていたものを自分軸に戻していく。

「社会は自分と他者が共存する場」ということに気づくことなのかもしれません。他者に自分を知ってもらうために、虚勢を張った姿ではなく唯一無二のオリジナルを魅せていく・・・自分を打ち出すまでもなく、推し出されるようになるために。

 

他者を通して切磋琢磨される時期のようです。

葛藤もまた‟生れ出づる悩み”・・・自由で軽やかな世界に生まれる為の痛みです。

 

 

                       

                      以上です。