こんにちは、晏藤滉子です。
今日のテーマは「自分のいる場所から逃れられない理由」をテーマに共有いたしましょう。
苦しくなる場所から敢えて離れない人がいる
苦しかったら離れればよい・・・。
一般的には、それが一番の解決法なんでしょうね。
家族との軋轢、虐め、理不尽な仕事、馴染めない人間関係・・・
誰でも多かれ少なかれ身に覚えある筈です。
離れられるなら苦労しないよ。それが出来ないから大変なんだよ! という声が聞こえてきそう('◇')ゞ
でも結論から先にいうと、
「離れるのは結果。大切なのは、その離れられない本心を深堀するべし」
これは、大人でも子供でも通用する心のカラクリです。
敢えて離れない理由
誰でも、辛い経験をする場所は避けたいもの、離れたくなるものです。
それを敢えてしないのは、それだけ強い「思い」を心の中に抱えているからです。
それは三つに分かれます。
①その環境や場所に執着を持っている。
②その場所に居る事によって「本当の自分」を表に出さないように(自分を)縛っている。
③その場所で「不幸になっている私の姿」を、「あの人」に見せつけたい。
①は、職種や学校など・・・本人にとって「憧れ」「ステイタス」の場所かもしれません。もしくは周囲から設定されたルート上にある場所ということもよくある事。本人がそこにいて幸せというよりも、其処に居なければ私には価値がないと自分にダメ出しして執着してしまう。
②は、「本当の自分」を出せない場所は本来苦しく辛いものです。
そうは言っても「本音を出したら嫌われる、人は離れていく」と自分に暗示を掛けていたとしたら・・・苦しくなる場所から敢えて離れないという選択もあり得ます。自分で勝手に暗示をかけて、自ら拘束するような環境を現実に創っています。
③は、ある意味復讐です。復讐というと怖い表現ですが、親子関係では特に多いパターンです。「貴方のせいで、私はこんなに不幸なの」を見せつけたい。
この3つの理由は、敢えての理由を深堀した根っこの部分です。だから一見すると「そんなこと思ってない!」と感じるかもしれません。でも、苦しい居場所から離れないという事は深い意図がある筈です。
そこから離れるのは本人の決意次第。
でも、その前に「何故自分は離れないのか」その理由を深堀して、根っこにあるものを探す事が必須です。また同じ環境を創ってしまう事は避けたいから。その理由を自覚した上で「離れる勇気」を抱くことは、次のステージに上がるサインです。
人間は本来、「本当の自分」を出す事で周囲との調和がとれるもの。周囲を、自分を不幸にすることはありえません。本当の私として生きて、本心を自然に表現することは自分の尊厳を守る事。誰かに不幸な姿を見せつける復讐は自分への裏切りです。
今、敢えて「苦しい場所」を選んでいるのなら・・・その意図の深堀はキツイかもしれないけれど、確認する価値はあると思うのです。
「離れる勇気」はその先にきっとある筈ですから。
今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに。