こんにちは、晏藤滉子です。
今日は、「本当の自分の実像」ということをテーマで共有いたしましょう。
「理想の自分」と「本当の自分」は似て非なるもの
「理想の自分」と「本当の自分」は非常に混同しやすい存在です。
「理想の自分」は願望です。
状況、在り方など「こうなったらいいな」が詰まっている存在です。
殆どの場合、今それがない欠乏感から望む「理想の姿」なのでしょう。
素敵なパートナーが傍にいる
仕事で成功する
欲しかった車を手に入れている・・・
それは殆ど「頭の中」、つまり顕在意識で練り込まれた願いだったりするので
す。だからこそ、全部ソレが叶ったとしても想像したような幸せ感とはちょっ
と違うかもしれない。やはり欠乏感からの願いは、欠乏感を引き寄せるもので
す。
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対して「本当の自分」は「素の自分」です。
生まれた時から備え持っている気質、能力を活かし切る存在。
多くの人は潜在領域にその存在を潜ませています。
何故なら、産まれ堕ちた時から、生き残るために「学習」するから。
その為には邪魔な存在だったりするのです。
周囲から大切にされるために
人間関係を円滑にするために
社会に順応して上手く生きていくために
顕在意識(思考)が、問題なく生きていく為に「人生の歩き方」を学んでい
く。それは「本当の自分」から離れたサブキャラを作成するようなものです。
でもそれが、安心安全で生きていく為の生活の知恵。皆多かれ少なかれ経験し
ていることだと思うのです。
「本当の自分」は生きることをラクにさせます。
それは順風満帆な世界というよりも、軽やかな世界にいるような感じ。
それは「作り込まれた自分」ではなく「素の自分」で生きるから。
違和感なく、ノビノビと・・・生きること自体がラクになるものです。
「本当の自分」は唯一無二の存在。でも神ではない。
「理想の自分」と「本当の自分」・・・
「本当の自分」で生きることが出来たなら「理想の自分」は存在しません。
素の自分で生きること自体が、ベストだからです。
そうなると、「本当の自分」に完璧な姿をみつけようとします。
「本当の自分」と「理想の自分」をつい重ね合わせてしまいがち。
だから混同しやすいのです。
「貴方は本来こういう人・・・」と、占いやセラピーを利用して、その姿を見出
そうとすることもあるでしょう。
でも・・・朧気ながらも既に貴方は気づいていると思うのです。
「本当の自分」は何者なのか。気づいていながら、表に出していない姿です。
上手く言語化出来なくても、思い当たる節ありませんか?
隠している、表に出していないという事は、
今の貴方にとっては扱いにくいキャラかもしれません。
それならば、それこそ「本当の自分」の姿に近い証です。
「本当の自分」でいると、活き活きと自分を生きることが出来る。
そういう前提で考えると、つい「完璧な姿」を想像してしまいがち。
でもその実像は「貴方が隠したい部分」「扱いにくいキャラ」なのです。
人格者で、自信に溢れて、愛されキャラで、慈愛深く、行動的で・・・ではないかもしれません。唯一無二の存在だけれど、決して完璧な存在ではない。
ひとりが好き、オタク系で独自路線派、内向的、面白ければ何でもいい、
野心家、じゃじゃ馬、空気読めない・・・等々。
そんな俗っぽい存在も、それが「本当の自分」であるならば、それを全開にすることで人生が上手く流れていくものです。不思議なほど、仕事でも人間関係でも追い風が吹いていく。
だから・・・完璧な存在を目指さなくて良いのです。
自分のハートの奥底に沈められた「本当の姿」を拾い上げることのみでOK。
「本当の自分」は生きていく上の「自分の正義」です。
オリジナルな生き方とはそれを意味します。
そうは言っても「本当の自分」を認める、受け入れることが最大の難関かもし
れません。今まで密かに隠してきたことですから、尚更です。
沈められていた「本当の自分」に日の光を当て、綺麗にして、抱きしめてあげる。でも、少しずつ歩み寄り、慈しんで愛したならば、「本当の自分」はきっと目を覚ますに違いありません。
サナギから蝶へ変容する・・・それこそ、貴方が望んでいた「理想」が叶う時なのかもしれませんね。
「幸せの青い鳥は直ぐ近くにいた」・・・
それは「本当の自分」に気づき、目覚めさせることだと思うのです。
今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに(^^)/