星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

マラソン大会にまつわる罪と罰

今週のお題「冬のスポーツ」

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こんにちは、晏藤滉子です。

本日で連続投稿1015回目のブログとなりました(^^)

 

今日は今週のお題より共有いたしましょう

 

***

 

冬のスポーツといえば・・・

思い出すのは校内マラソン大会に向けての朝練習。

 

小中高と、冬には恒例のマラソン大会があり、

全校生徒が2週間くらいグランドを走り回るってものです。

 

今でもあるのでしょうか??

 

それがね・・・本当にイヤでした(-"-)

だって運動全般大嫌い。大人になって急に筋トレやジョギングに目覚めた時期は確かにあったけれど、それは‟自分がしたかった”から。学校から強制されて走るなんて楽しくも何もない。せめてゆるーく友達と話しながら走れたならば良いけれど、血気盛んな体育教師がゲキを飛ばしている状況は楽しいとは思えない。

 

朝からテンションだだ下がり。

そんな低空飛行の目的地点は校内マラソン大会です。

 

大嫌いなマラソン大会。

もう時効ですが・・・小学生の頃マラソン大会をズル休みしようと企てました。

 

企てるなんて立派なものじゃない、思いつきの一言が発端でした。

「何かお腹が痛いの」・・・ズル休みの王道です。

 

実際全然痛くない。マラソン大会から逃げたかった子供の浅知恵に過ぎません。

 

***

 

朝、私は母に連れられ近所の病院へ。

血液検査をしたらお医者様から「盲腸ですから、午後に手術しましょう」と。

 

青天の霹靂ってそんな状況の事をいうのかもしれない。

私は内心パニックになったけれど、親に嘘だったとはとても言えなかった。

我が家の父親は、それはもう怖い人だったから・・・口が裂けても言ってはいけない

 

結果痛みも何もないまま、盲腸を切る羽目になった。

会社へ行っている父も、病院にやって来た。

父「大丈夫か?」

私「大丈夫じゃない・・・涙」

内心見透かされそうで、父が怖かった。

 

何も悪さをしていない盲腸は冤罪で摘出された。

でも何の因果か、手術中にトラブルが発生。手術中下半身の麻酔が途中で切れかかったのだ。痛みでもがき叫び、動かない筈の両足までも動いて看護婦さんが力の限り抑え込む・・・まるで地獄だ。

 

子供ながらに嘘をついた罰があたったんだと思った。

それからの学生時代・・・マラソン大会だけは真面目に参加するようになった。それは贖罪のようなものであり、自分への戒めの意味を込めて。

 

そうは言ってもその後嘘を全くつかない訳ではない。大人としての臨機応変さは心得てはいるものだ。

 

ラソン大会のあの日の出来事・・・一日で終始した私の罪と罰。きっとお婆ちゃんになっても忘れられない経験なんだろうな。そしてあの世で父に再会した時、私はカミングアウトするのだろうか。子供の頃の罪と罰は、何十年経っても私を解放しない。

 

やはりマラソン大会は憂鬱だ・・・。