今週のお題「わたしの実家」
こんにちは、晏藤滉子です。
連続投稿972日目の本日のブログとなりました。
今日は今週のお題より「実家」について共有いたしましょう。
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私の他界した父親はとても支配的な人でした。
何と言っても昭和ひとケタ世代特有の理不尽さがありました。
もうね、思い出したら笑ってしまう程の暴君ぶりでした。
全て顔色を伺う様な、正に支配者。だから怖い人でしかなかったことを覚えています。
大人になって人様の相談をお聞きする立場になると、「その人の実家」が人生を左右するといって過言ではない事を感じています。「私の実家」も含めてですね。
占星術では、0~7歳までの年齢域での経験・環境は潜在領域に刷り込まれ一生を左右するとまで言われています。つまり「パターン」のタネを人生に植え込む時期といえるでしょう。親や家族の言動を通して学習するのです。
私は愛される(愛されない)
私は人の役に立てる(能無しだ)
私は大切にされる(見下される)
実家におけるその人を取り巻く暗黙のレッテルが人格に浸潤していくのです。
そして同時に「当たり前」を植え付けます。これは家族にとっての「しなければいけないこと」に通じます。
お正月は家族が揃わなければならない
父親のいう事は聞かなくてはいけない
女性はかいがいしく動かなくてはいけない
こういうことは本人が「嫌!」と思わない限り、当たり前のことなので疑問にも思わないことでしょう。
「実家」で過ごす幼少期から大人までの経験は、その後の価値観信念を確定するほどの影響力をもつものです。
例えば・・・私の父は支配者でした。そして私は支配される人。
幼い私の内心では「私は管理されなくてはいけない人間なんだ。自分の意見を言ってはいけない人間なんだ」と初期設定されてしまう。すると・・・その後の人生では父によく似たタイプの「支配者」が断続的に登場しました。先生、恋人、上司など・・・油断がならぬと目を光らす支配者でした。
同じパターンを何度も何度も繰り返す・・・
大人になっても思い悩む人を多く見てきました。
幼少期の潜在意識に刷り込まれた価値観や信念は、自動反応でエンドレスです。
それを止める方法は、「そのパターンの意味に気づくこと」「それは嘘(気のせい)だと気づくこと」だと思うのです。
注意することは、家族を責めることや犯人捜しではありません。あくまでも「本当の自分」に軌道修正する為の要因探し。違和感に気づくことで「本当の自分」の声に耳を傾けることができるものです。
もしも・・・実家において不都合な種を蒔いていたのなら、今こそ間引くことも大切なことだと思うのです。誰でもない自分にしか出来ないことだから。
今日も読んで下さってありがとうございます。 それではまた(^^)/