星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

迷宮から抜けて何を見る?・・・海王星逆行終了

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12月1日夜、空の海王星が逆行から順行に転じます。

 

他の星でもいえることですが、逆行とは決して星の運行が逆になる訳ではありません。あくまでも、地球からそう見えるということです。

 

星の世界ではラスボス的な天王星海王星冥王星。この3天体の逆行もある意味特別です。社会や個人にガンガン問いかけてくる強さを感じます。

 

海王星の逆行は、6月下旬から始まりました。

海王星は理想や感性、イマジネーションなど、目に見えない抽象的な分野を担います。潜在意識もその範疇に入ることでしょう。その正体はとても曖昧で言語化し難いものです。

 

それだけに海王星の逆行は掴みどころのない出方になることが多いようです。過去の記憶が蘇ったり、同じパターンを繰り返すことに気づいたり・・・人によっては夏秋を経て、「これからどうしよう」「何をしたらいいのか分からない」と迷路に嵌ってしまったかもしれません。何かに依存し現実逃避することもあったかもしれません。きっと当人にとってそれすらも「どうしてこうなったんだろう」と意味不明なのでしょう。

 

社会においても同じような事がおこります。

今まで曖昧にやり過ごしてきたことが問題として表面化する。答えのハッキリでない論争に明け暮れる、うまい話や陰謀論など・・・社会全体が不安定になりがちです。

 

海王星の影響が色濃い程、個人や社会は霧に包まれるような状態になりがちです。

 

12月1日、海王星は順行に転じます。

海王星はきっとこのようなメッセージを送ってくることでしょう。

 

「で、貴方は本当はどうしたいの?」意識の覚醒を促す問いかけです。夢や理想を妄想で終わらせたいのか、それを現実化したいのか。求めているのは「本心」です。周囲への忖度や見栄ではなく、本当に求めている理想の姿にフォーカスを当てることを促しています。

 

逆行という迷宮を抜けて、その先に見えるものをフォーカスする、しっかり掴み取る。

 

海王星の逆行・・・これは12月22日の冬至にむけて、海王星の大事な任務なのでしょう。

 

 

                         以上です。