今回の新月のキーワードは「葛藤」。
水瓶座に6天体も星が集まり、天王星や火星とことごとく「葛藤」の配置となっています。
悩ましい限りでしょうね。
「こっちの道を選ぶ」と決めたとしても、
道中では「これで良かったのかな」と思うもの。
つい周囲の意見で心が揺れたり、自分の力を過小評価したりしてしまう。
新月のリーディングは一ヶ月間を支配します。
自分の意識の方向性を今一度確認する一ヶ月かもしれません。
水瓶座新月に寄せて
全ての人が革新的な事を求めている訳ではありません。
勿論、「夢や理想」を追って邁進していく生き方もありますが、
それを望まない生き方もある。
鳥かごの中にいる小鳥のように、
その中にいることが「結構シアワセ・・・」と満ち足りている場合があります。
安全だし、飼い主からは可愛がってもらえるし、餌を探す必要もない。
それが満足だって否定はできません。
でも・・・その幸せは鳥かごとその周囲数メートルの幸せにすぎない。
そこそこな生き方とも言えます。
そして、この時期の多くの人はそれに疑問をもち、葛藤を感じるようです。
何故なら、「自分の能力ってこんなもの?違うでしょ!」と気づき始めたか
ら。かごの中の小鳥だって、かごの中でさえずるだけではありません。
大きな空を自由に飛び回る羽を持っている。自分で生餌をとることだって・・・・
自分の能力を活かし切りたい!
そんな「願望」がムクムクと湧き上がります。
でも、今まで貴方を守ってきたベースとなるもの、環境・家・家族など
貴方に問いかけてきます。
「そんなこと上手くいく筈ないでしょう?」と、圧を掛けてくる。
根拠のない自信で説得できる相手ではありません。
不安になり、テンションも下がるかもしれないし、葛藤が満ちている。
ただ、圧を掛けられ強制終了させられる訳ではありません。
その覚悟が本物かどうか揺さぶられているのです。
葛藤というものは、何かを選ぶためには何かを諦める苦しさがあります。
でも絶対捨てなければならないという訳ではありません。
その時は一旦保留にしても、工夫をし再検討して、現実可能なレベルまで磨き上げていく。結局は捨てる必要はなかった・・・ということもあり得ます。
葛藤に揺さぶられた時こそ、自分の出来ること、望むものを冷静に分析し、仕切り直す絶好の機会です。
「葛藤」こそ大いなるチャンスなのですから。
以上です。