星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

天秤座満月によせて

   

 

3月25日16時、天秤座にて満月を迎えました。

満月図では内的葛藤と手放しを意図します。

全てを握りしめていては新しいものを掴むことは出来ません。

宇宙は人生の新陳代謝の如く私達に手放しを求めるものです。

 

天秤座満月では、私達の生きる姿勢を問いているようです。

夢や目標に向かって一途にやり遂げたい意欲と、そんな夢を見るよりも現状維持が先決だという護りの姿勢。理想と現実の間で葛藤を抱いているのでしょう。

 

この時期自分の持っている能力や魅力よりも、どうにも「他者」が気になってしまうかもしれません。隣の芝生は青いというけれど、他者のライフスタイルや才能の活かし方や環境などがキラキラ眩しく見え自己嫌悪に浸ってしまう。もしくは何気ない言動に過剰に反応して翻弄されてしまうかもしれません。それは「自分は何ももっていない」という前提があるからだと思うのです。

 

天秤座満月では「自分が持っているモノ」に注目することを促しています。

隣の芝生は青いかもしれないけれど、ウチの芝生だって手入れが行き届いてこんなに美しい・・・自分自身というダイヤの原石に気づくことです。

 

他者の言動に関心をもつよりも、内なる充足を満たすことがこの時期は大切です。その為には自分を表現することがとても重要です。それも他者との交流の中で自分を開いていくこと。自分は仮面を被ったまま、開かないままではいつ迄経っても隣の芝生は青いまま・・・自分が満たされることで心の色眼鏡は外されるものですから。

 

社会の中で自分の周りで・・・自分を開いていくこと。

こんな事を言ったら誤解される、こんな言動では軽蔑される・・・自分を開くまでは不安や恐れが沸き上がるかもしれません。

 

でも大丈夫です。本当の自分を開いたならば驚くくらいに世界は優しいから。

これは性善説とかの話ではありません。本当の自分を開いたならば「そんな自分に期待してくれる人」「既に開いている人」だけが引き寄せられてくるからです。敵意を持つ人ははじき出されることでしょう。反対に仮面を被り続ける人には二面性のある人が寄って来るという具合に、類は類を呼ぶものです。

 

恐れずに自分を開くことです。眉間に皺をよせないで背筋をピンとのばして・・・きっと貴方のユニークさは人との交流の中で洗練され注目されることでしょう。

 

 

真に自分の人生を生きる覚悟を促す天秤座満月ですから・・・

 

 

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