星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

水瓶座満月によせて

    

 

8月2日3時32分、水瓶座にて満月を迎えました。

 

満月は葛藤と手放しを意図します。個人を象徴する月は文字通り一ヶ月単位のサイクルです。新月では新しい種を蒔き満月では収穫と共に次の新月に向けての土壌づくり、不要な思い込みや当たり前を手放してきます。その結果螺旋階段を上がるように少しずつ人間として上昇していくという流れです。

 

水瓶座満月によせて

 

「自分を最適化させる」

水瓶座満月図からのメッセージです。

 

多くの人間は生きていく上で便宜上仮面を被っているものです。家族から社会から求められる期待に応えようと仮の仮面を被っている。それは子供の頃の出来事かもしれないし周囲の大人達の発言が切っ掛けかもしれません。確かなのは仮面とは素顔ではないということです。

 

「自然体の自分を表現したい!」と強く望むのでしょう。

仮面を被る副作用は心が醒めてしまうこと。一見熱心にやっているように見せかけても没頭できない自分がいる。どこか醒めている・・・心が不感症になることで、真の自分は次第に消え入りそうになるものです。子供も大人も「ここでない何処かへ行きたい!」と切に願う時があります。それは真の自分からのSOSでもあるのです。

 

この時期他者を通して真の自分に向かい合うような場面と多く出会うことでしょう。仕事の場かもしれないし友人関係の場かもしれない・・・そこで自然体の自分を取り戻すべく仮面を脱ぎ捨てようとガッチリ自分と向き合うことでしょう。それらは最早自分と同化している為正直辛くて苦しい筈、一筋縄ではありません。「こんな私を表に出したら嫌われる」という正体のない不安に囚われて、つい仮面を再び被り直してしまったりすることも。今までの仮面を脱ぎ捨てることは、自分の常識を超えること・・・悩んだり立ち止まったり時間は掛かることかもしれません。

 

自然体で生きることは自己主張を押し付けるばかりではありません。野放しの自然体は粗々しいものでも、洗練された自然体は調和を生み出し衝突や一方的な我慢はあり得ません。人との関係の中で試行錯誤しながら自然体の自分を磨き上げていくことです。

 

自分の手で自らの輝きを見つけ出したい・・・それは「未来の自分」を視野にいれての本音なのでしょう。不要なものは手放し、必要なものを掴んでいく・・・自分を最適化することで観える世界は大きく変化するものです。

 

 

                       以上です。