星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

空のラスボス冥王星が水瓶座に入ります

     

 

2023年3月23日21:14、空の冥王星水瓶座に入ります。

 

冥王星は太陽系の最外郭にある天体。

占星術上では最大級の影響力を持つ天体、宇宙のラスボスのような存在です。12星座を249年間かけて巡るのでひと星座20年前後の滞在、天王星海王星と共に時代性を象徴します。

 

冥王星が象徴するものは、死と再生/破壊/こだわり/変化/支配力。社会への影響だけではなく個人のホロスコープにおいても必ず冥王星は存在し、何らかの鍵を握っているものです。人智を超えるような想定外のギフトは、良くも悪くも空のラスボス三銃士(天王星海王星冥王星)がもたらすように思えてなりません。

 

さて、3月23日に冥王星水瓶座に入りますが、逆行もあるので暫くは山羊座と行きつ戻りつとなります。本格的な水瓶座入りは2024年11月のこと。冥王星水瓶座時代は2043年3月まで続きます。

 

現在の冥王星山羊座から水瓶座に移動してきました。

時代性を象徴する冥王星が星座を移動する時、共通する出来事が起こります。

 

金融破綻、冤罪事件の再審、新紙幣発行、価値観や概念が覆される風潮

 

過去の例では・・・

金融破綻は2008年のリーマンショック

冥王星が射手座から山羊座へ移動する時期でした。

 

同時期には冤罪事件として足利事件が問題となりました。

現一万円札(福沢諭吉)になったのは1984冥王星蠍座に移動する時期。

 

今の状況を観ても金融破綻(シリコンバレー銀行の破綻)、袴田事件の再審決定、2024年の新札発行予定、ジェンダーレスなど・・・冥王星通過儀礼ともいえる出来事が起こりつつあります。

 

冥王星水瓶座時代はどのような社会になるのか・・・ですよね。

 

これは正直予測は出来ても確信は持てない筈。何故なら人智を超えて人間の創造が及ばないものを冥王星はもたらすからです。かといって恐れるばかり不安に苛まれるばかりでは本末顛倒です。

 

前回の冥王星水瓶座時代は1777年から1798年の頃。

当時はアメリカ独立戦争フランス革命の時期でした。それらは水瓶座らしさを象徴する出来事です。風の時代らしく理想や理念を原動力とするような、今までの概念を根本から覆す出来事が同時多発的に世界中に広がっていったのでしょう。当時と比べ今はネット社会なので何事もスピード感を伴って拡散されることでしょう。水瓶座とデジタルは相性がとても良いものですから尚更です。

 

過去の冥王星山羊座時代で尊ばれた象徴・・・ワンマン、カリスマ、搾取、ピラミッド社会などは一旦シャッフルされることもありえるでしょう。変化を望んでいる人にとっては嬉しいことでも、それを心の拠り所にしていた人には手痛い変容かもしれません。

 

ただ、今までもこれからも社会は進化し続けます。頭を柔軟に、起こる出来事を俯瞰して「観る目」が必要な時代なのかもしれません。深刻さに呑み込まれることなく、変化を面白がる在り方。負担に感じている物事や関係性は出来るだけ軽くしておくことです。

 

頭も体も可動域を広く、風通しをよくすること・・・例え小さな心がけであっても、冥王星水瓶座時代の特質ならばきっと追い風が吹くことでしょう。

 

激動期を目の当たりにしている醍醐味を、皆と一緒に堪能いたしましょう。