星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

原因探しの大罪

 

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こんにちは、晏藤滉子です。

 

明日から10月。もうこの時期からは感覚的に「速足」ですね。

 

来年の手帳は出揃う頃だし、流石に今年は忘年会はないだろうな・・・

クリスマス風景も今年はいつもと違うことでしょうね。

 

さて、今日は「原因探しの大罪」をテーマに共有いたしましょう(^^)



原因探しは犯人捜し

 

自分の内側と向き合う時、必ず通ることがあります。

それは「原因はどこにあるのか」という犯人捜しです。

 

同じパターンを繰り返してしまう

つい反射的な反応をしてしまう

同じような人間関係の中にいる

 

私の辛さ、悲しさ、怒りの根源・・・それをもたらした犯人を探す経験。

 

心のワークをしていても、過去の出来事と今の状態をリンクさせ

深堀していく手法も実際あるのです。そこを根治しないと・・・という意図。

 

ただ・・・辛いですよね。

大抵の場合、子供の頃に火種はまかれるものです。

 

当然、相手は親や近い家族、幼馴染であることが殆どです。

子供の世界は小さいので、そうなってしまうのです。

 

でも、探す事は「今の不幸の火種」です。

楽しい嬉しい経験を探しにいくことではない。

痛い経験の根っこに潜らなくてはいけない。

そういう意図で過去に遡るのならば・・・・子供時代の登場人物を「犯人」として疑うことになってしまうのです。

 

きっと、過去には家族と笑っていたこともあっただろうに

お父さん、お母さんが大好きだった時もあっただろうに

 

でも、「犯人」として疑わなくてはいけない。

原因不明のままでは「私は不幸のまま」

過去の登場人物は皆「悪人顔」に見えてしまうものです。

 

深堀して、それを見つけることが可能ならば有効な方法です。

何より、向き不向きがあるように感じます。

ただ、催眠療法とか特殊な方法でない限り、顕在意識で辿る答えには限界があります。

 

顕在意識で「あの時の!」と判断しても、そうかもしれないし、違うかもしれない。

 

本当の原因はもっと違うかもしれない。顕在意識(思考で考える意識)は学習は出来るけれど、過去の深堀は実は不得意分野です。 起こった出来事を自分の思い込みや概念で解釈を加えていく性質があるからです。

 

例え「犯人」は親としても、両親自体も子供の頃の記憶に支配されていることになる。両親、祖父母・・・延々と受け継がれていて「総犯人」の家系図になってしまう。

 

身近な人達の「犯人探し」は労力の割に効果は出にくいと感じます。

 

実際、過去にそういう経験があったのは事実でも

敢えて苦しむ必要はない・・・もう十分に苦しんできたのだし。



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原因探しは呪縛を生みます。

 

仕事で大きなトラブルがあった時、「原因」を明らかにする事は必須です。

でもそれが明らかになった時、次は「どうやったら繰り返さないか」が大きなテーマとなります。いつまでも「誰のミスか」「その時の原因は」と拘り続けたら、誰も前には進めない。

 

「私の不幸」についても同じことです。

 

不確かな「原因そうにみえること」に囚われるよりも

自分の現時点の状態を棚卸することです。

 

どんな事に対して悲しくなるのか、怒るのか

繰り返すパターンは何なのか

自分は何者なのか・・・現時点が分からなければ「人生のナビ」も設定できません。

 

「現時点の自分」の位置が分かったら、目的地も設定出来る。

どんなルートを選ぶのか、時間はどれくらいかかるのか、休憩はどこでとるのか・・・未来を観る事ができるのです。

 

過去の小さい貴方よりも、「今の貴方」は何者なのか。

それを自覚することが、痛みの少ない、副作用の少ない、自分でも出来る「手

法」だと思うのです。




今日も読んで下さってありがとうございます。ご参考までに(^^)/