星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

「過ぎたるは及ばざるが如し」のトリセツ

 

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こんにちは、晏藤滉子です。

 

10月に入りました。

昼夜の気温差があり、普通の風邪さえ引きやすい時期。

栄養と睡眠を多めにとるなど・・・どうぞご自愛くださいね。

 

さて、今日は「過ぎたるは及ばざるが如し」をテーマに共有いたしましょう。



「過ぎたるは及ばざるが如し」とは?

 

簡単にいうと「やり過ぎ禁物!ニュートラルに戻るべし」の格言です。

 

仕事でも生活習慣でも、そして人間関係でも、大きな偏りは危ない橋のようなもの。何かでバランスを崩したら一気に崩れてしまう。ニュートラルポイント(中庸であること)の大切さを説いた格言です。

 

心理学や、占術も同じような考え方をします。

ほどほどならば、物事はスムーズに流れるけれど、過度になれば物事は滞る。

 

占術でいえば、大きな偏りは「凶」を表します。占星術では、AとBという星の相互作用に関しては、角度によっては解釈が真逆になることもあります。

 

ほどほどなのか、やり過ぎなのか、その分岐点の先には真逆なイメージが観られるのです。

 

普遍的な格言ですが、使い方のタイミングと注意が必要と思っています。

ある意味「過ぎたるは及ばざるが如し」のトリセツです。

 

ニュートラルから外れた時のサインとは

 

何かを成し遂げたい。成果を出したい!

そんなスタート地点では、やり過ぎは大いに推奨されるもの。

 

スタートするためのやる気、行動力、何より夢中になることに「やり過ぎ」は存在しません。状態を0から1にするためには、それなりの熱量は必要不可欠。待っているだけでは何も起こりません。

 

目標のために夢中になり努力する時期はストーリーには重要な要素です。


でも、暫く夢中で行動していると、(誰でも皆通る道ですが)

自分の立ち位置が分からなくなることが起こります。

 

子供が夢中になって遊んでいて、ふと気が付いたら迷子になっていた・・・に近いかもしれません。

 

努力して行動して、全てがスムーズにいくことは多分ありえません。

何かを成し遂げている人は失敗の数も挫折の回数も多いはずです。

 

だから、「また失敗した・・・」となった時には、視野が狭くなりがちで、スタート時点の熱量も下降するもの。つまり迷子になってしまうのです。

 

何をしたかったんだろう・・・。

この道でいいのかな・・・?

 

頑張った分だけ精神的ダメージがやってきます。

 

このまま進むのか軌道修正するのか、辞めてしまうのか。

願望実現の迷子になってしまう。

時には、やる気が暴走して周囲が視えなくなってしまうことも起こりがちです。



ニュートラルに仕切り直すタイミング

 

自分が迷子になってしまった・・・と感じた時が仕切り直すタイミングです。

 

そこまでいかなくても、もっと早く仕切り直せば傷も浅いというのも確かです。でも、人が「意識を変える必要性」をヒシヒシと感じる時は、痛い経験があってこそ。

 

これは決して、暴走や偏りを勧めているのではなく、

暴走したからこそ気づくことが出来るものがあるから。



中途半端な経験からの意識の変容は、部屋の模様替えのようなもの。

雰囲気変わった? くらいのレベルです。

 

手痛い経験を経た意識の変容は、リノベーションに近いもの。

外からは分からなくても、まるで別物。

 

*****

 

やり過ぎ、暴走の後に、ニュートラルに戻ることは「意識の改革」です。

自分にとっての中庸を探りながらポイントを定めていく。まるでリハビリのように、少しずつ絶え間なく続けていく地道なもの。

 

でも、ニュートラルな立ち位置を確保し、視野を広くとることが出来るようになると観える景色も相当変わってくると思うのです。

 

「偏ったとしても、自分はニュートラルに戻ることが出来る人間だ」

 

その経験からくる自信は、「自己信頼感」そのものだと思うのです。



 

今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに(^^)/