こんにちは、晏藤滉子です。
今日のテーマは、「反応する感情」について、
日々の生活の中で起こりがちなテーマを共有いたしましょう。
情報や人の話を聞いて強い感情が湧き上がる
テレビ、映画や本、友人や家族の相談事から・・・
何らかの感情が引き出される時があります。
ニュースを見てその理不尽さに憤りを感じた
主人公の言葉に感動した
友人の相談に乗っていたら、つい怒り狂ってしまった
そう言う事は日常的にある筈です。
「それ、分かるぅー」といった軽い共感ではなく、強く突き上げられるような感情です。
何かスイッチが入ってしまったように、興奮も伴って
「目の前にいたらぶん殴ってやる!」くらいの勢いで・・・
そうなると、周囲からは「情の厚い人」と見られるのですが、
それはちょっと違うと思うのです。
スイッチが入ったというのは、その内容に対して「自分のスイッチ」がオンになったから。相談者が可哀そうだとか、何とか力を貸したいという意図も勿論あるのでしょう。
でも話を聞いた事が引き金になって、聞き手の感情ミサイルが発射されてしまったのです。
湧き上がる強い感情は価値観や信念を刺激したから
例えば友人から相談を受けたとして…あたかも自分の身に起こったかのように怒り悲しむ時。相談者に対してよりも、自分の心の奥底に何らかの火種がある筈です。
価値観や信念が絡んでくるものです。
そして価値観信念は多くの場合子供の頃に刷り込まれています。
人に頼っちゃいけない
自分は大切にされない存在だ
どうせ私は何でも中途半端だ・・・
山ほど出てくるはずです。それらは親の姿を観て自ら落としこんだ価値観かもしれません。友人関係で学習した信念かもしれない。原因すら追跡できない事がほとんどです。
価値観や信念は、自分独自のもの。伝えない限り他人には見えないし分からない。
でも、人の言葉によって、映画などの作品によって強い感情が湧き上がるということは、つまり価値観があぶり出されているということです。
心の琴線に触れたということです。
自分の価値感を確認すること
心の琴線に触れた「何か」・・・そこに気づいたならば、折角の機会です。
自分がどんな信念をもっているのか探ることができます。
特に怒り悲しみなど負の感情が湧き上がった時は、その価値観自体が不要な場合があるのです。
過去には必要だった価値観も、大人になった今ではもういらなくなっている。新しい価値観にすり替えるサインだったりするのです。だから・・・憤る、悲しむなど感情として反応するのです。
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その感情のサインが出た時・・・夜にでも一人の時間をとることをおススメします。お風呂でも、ボンヤリ寛いでいる時でもいい。
そこで、「何に反応して憤ったのだろう」を深堀してみることです。
例えば「自分は蔑ろにされても仕方ない」なんて過去に思い込んでいたならば、蔑ろにされている相談者を前にして当然怒り心頭となるのです。
「なんて失礼な!貴方はもっと尊重されるべき」と本心から叫ぶのならば・・・それが自分自身の新しい価値観や信念に相応しい。
よく鏡の法則とか投影とか聞くけれど、
人の言動とは自分の「何か」を引き出す為にあるのです。
自分にとっていい人も悪い人も・・・貴方に大事なことを気づかせる為の配役です。
今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに(^^)/