星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

分からないという美学

   

 

こんにちは、晏藤滉子です。

本日で連続投稿2055回目のブログとなりました(^^♪。

 

私は日頃、公私ともに気をつけていることがあります。

それは「分かったつもり」にならないこと。自分への戒めでもあります。

 

「分かったつもり」って油断していると直ぐに入り込んでくるものです。仕事、学び、人間関係など、始めの頃は新鮮で対象の事を知りたくてしかたない。でもそんな適度な緊張感はそう長続きしないものです。慣れてくると気持ちも緩み、つい分かったつもりで慢心しがちになってしまう。まして自分が経験したことならば上から目線になることも。そもそも同じ経験なんてあり得ない、その人なりの環境や時代性だってあるのだから・・・パワハラなんてのも分かったつもりの上司の暴走です。

 

親子関係においても「分かったつもり」は暴走しがちです。

親だから子の事を分かっているとは勝手な思い込み。そのように豪語している親ほど子供の気持ちすら理解しようとは思わないものです。同様に学びや、友人関係でも「分かったつもり」は慢心を誘うものです。

 

以前仕事関係で先輩から言われた言葉が印象的でした。その頃の私はクライアントのデータを用意周到に調べ上げセッションに臨んでいました。まだまだ駆け出しだったので自信の無さを「事前予習」で埋めようとしていたのでしょう。でもその先輩は「前もって調べることは殆どしない。この人はこういう人という先入観は一番邪魔だから」と・・・。それを聞いた時メチャクチャ感動したこと覚えています。鑑定による「その人」と実際の「その人」は同一ではない、そう思い込んで対応すれば占術師の傲慢になっていしまうと気づいたから。

 

そう言えば占星術の師匠も聞き取りの大切さを説く方でした。実際のセッションを見学したことありますがクライアントの意識を引き出す素晴らしいものでした。きっと分かったつもりに陥っていたら微妙な上下関係が出来ていたことでしょう。

 

「分かったつもり」に陥るとどんな分野でも成長はストップしてしまいます。それは年齢経験に問わず確実に・・・。それを避けたいならば「分からない」を素直に受け入れることです。分からないことで空白を生み、そこに新しいもの吸収していく。「分かったつもり」に陥らなければ、その空白は決して埋まることはありません。生涯「分からない」で良いのです。学びも人間関係もこれで終わり(分かったつもり)なんてないのだから。

 

「分からない」はいつまでも成長拡大を続けます。人間の好奇心や向上心は限りないものだから。だからこそ「分からない美学」こそ豊かさの根源なのかもしれません。

 

分かったつもりは縮小を生み

分からないは結果的に拡大する

 

分からないという謙虚さは幾つになっても大切なことだと思うのです。

 

今日も読んで下さってありがとうございます。 それではまた(^^)/

 

 

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