星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

心の隙間を焦って埋めないように

  

 

こんにちは、晏藤滉子です。

本日で連続投稿1635回目のブログとなりました。

 

「心の隙間を埋める」という表現があります。

苦しくて辛い経験を少しでも早く忘れられるように・・・

 

失恋、別離、口惜しい失敗の経験・・・思い出すだけでもギュッと心が締め付けられる。よく時間が解決するとも言われますが、逆に「次いこう次!」という考え方もあります。辛い経験にドップリ浸かるよりも、記憶を上書きするような「新しい経験」を取り込んでいく。

 

心の隙間を積極的に埋めていく訳ですが、実際そのやり方を多く見かけるような気がしています。嫌なことは早く手放し新しいスタートを切ろう! ある意味ドライで効率的な術なのでしょう。

 

ずっと過去の経験に浸って苦しむよりは健康的・・・なのですが、人間って結構繊細な生き物で理屈では考えられないところがあります。一時でも激しい感情に翻弄されたならば・・・その感情は早々消えるものではありません。失恋の後に次の恋を!で記憶の上書きを狙っても、抑え込まれた「激しい感情」は消えてしまった訳ではありません。心の奥底に沈められているだけのこと、隙あらば浮上しようと狙っているものです。簡単に言えば同じような感情を誘う「現実」を引き寄せてしまうということ。大っぴらに再登場するには「同じ環境設定」が必要なのですから。

 

それは嫌ですよね・・・

 

勿論立ち止まるよりも前に進むことは大切です。

とは言っても心の隙間を埋めるような、寂しさから逃げるような欠乏由来の行動はトラブルに繋がりやすいものです。

 

それよりも心の隙間がまだ乾き切らない内に、感情を解放させることが必要です。泣いたり喚いたりクッションをぶん殴ってもいい、呪いの言葉も大目に見ましょう・・・荒ぶる感情を解放し昇華させること。これは成仏といってもよいでしょう。例え上手く昇華させられなくても解放さえすれば、そんな時こそ時間が解決すると思うのです。解放という儀式を経てスペースを空け、その時初めて「次いこう!」の準備が整うものです。

 

心の隙間を埋めるものは何でも良い訳ではありません。

出来ればもっと幸せになるような出会いがいい。

 

その為には心の隙間に風を通す荒療治も必要だと思うのです。

 

今日も読んで下さってありがとうございます。 それではまた(^^)/

 

 

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