ホッとする瞬間・・・それは家に帰って来た時です。
旅行でも、仕事でも、近くのお店の帰りでも、とにかく自宅の扉を開けた瞬間安堵します。
そもそもお家大好きなタイプ、いわば出不精です。
用事がなくて、食料が確保できればいくらでも自宅に籠れます。
それだけ私にとって自宅は「私を自由にしてくれる場所」なのかもしれません。
正直、そう思えない時期もありました。
自宅が我慢の象徴、辛い記憶にリンクしていた時期・・・外に「私を自由にしてくれる場所」を探し求めました。でもそれは全然上手くいかなかった・・・外には私がホッとする場所はないとよくよく分かったから。
結局辿り着いたのはやはり‟自宅”でした。
不肖な娘が実家に戻ってきたかのように居心地はしっくりこない。ならば自分が安心できるようなほっと出来るような場所を作り上げるしかない。
そこから・・・嫌な思い出や妥協して置いてあるものはサッサと処分。寝具も肌触りの良いものに変え、いつも気に入った香りがするようお香を焚いて。人に見せるような「映える部屋」ではなく「自分がホッとする部屋」に設えていく。私の場合風通しや日差しも大事なポイント、欠かせません。手をかければ愛着がわくというのは確かなことだと思うのです。数年かかったかな・・・我慢の象徴だった部屋は私仕様の部屋に変容しました。
私にとってホッとする場所は、私を120%受け入れてくれる場所。
強さも弱さも全部丸ごとです。自分自身の内側にそのような場所を持つことが理想なのでしょうが、人間は脆いものです。疲れていたり心が閉じていると簡単にブレてしまうもの。だから、「場所」という物理的な空間や特別な時間を持っていることが大切です。
お気に入りのカフェでもいいし、大好きなペットと戯れる時間でもいい・・・
重い心の鎧を外して、自分を解放できる場所。
それはある意味人間としての豊かさの証なのかもしれませんね。
今日も読んで下さってありがとうございます。 それではまた(^^)/