星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

月意識から太陽意識に

今週のお題「おとなになったら」

     

 

こんにちは、晏藤滉子です。

本日で連続投稿1463回目のブログとなりました。

 

本日は今週のお題「おとなになったら」より共有いたしましょう。

 

***

 

「おとなになったら」・・・それは星読みの視点では「太陽」を象徴するテーマです。「こう在りたい」は‟do”であり‟be”でもある、未来に向けた自分の意志といえるでしょう。子供の頃は太陽を使いこなすことは難しいものです。太陽意識で望む未来とは、元々持っていた気質によるものではなく切磋琢磨して手に入れるものだから。子供時代では「夢」として表現するけれど、現実化するにはまだまだ物理的な時間が必要です。

 

子供時代は「月意識」が支配します。つまり親や家族、取り巻く環境からの刷り込みで「自分の意識世界」を構築していきます。生まれた時の月の位置は出生時間が必要なのですが、月のカラクリを理解していれば「今」を納得できることでしょう。

 

外部からの刷り込みは価値観として定着し、生涯において影響を及ぼすものです。でもそれは悪意からではなく代々続いた刷り込みの継承であったり、幼い子供を守る為の意図が隠されています。見当違いな刷り込みであっても隠れた恩恵は必ず存在するもの・・・月意識に悪意はあり得ません。

 

子供は家族や環境を選ぶことが出来ません。そして「自分の居る世界」こそ全てであり、それが当たり前になっているもの。他者から見て「それは可哀そう」な状況であっても、当人はそう深刻でもない。それは今の環境が絶対だから、選択肢がないから・・・唯一無二の世界では子供は乾いたスポンジのように親の価値観や思想を吸収していきます。占星術で月を読む場合「その人の母親もしくは母親的な存在」をうかがい知ることが可能です。

 

そして3歳頃の第一次反抗期、思春期の第二次反抗期を通して「自分は親とは別の人間だ」と自覚し、嫌離れの準備に備えます。「おとなになったら」と自分の意志を表現し、行動に移していきます。それは月意識から太陽意識へのバトンタッチ。それがスムーズにいく程、生き易い人生といえるのかもしれません。

 

反対に月意識に翻弄され続け、太陽の望むものが見えなくなる、「自分のやりたいことが分からない」と途方にくれる大人達も沢山います。月意識による翻弄は人間関係で繰り返すパターンや、執着してしまう物事に表れるもの。つまり生涯において影響を及ぼすものです。ただ・・・その影響を薄くし、上手く付き合うことは充分可能です。

 

それは「自分の意志や願望」という太陽意識にシフトチェンジすること。月意識が挑発してきても上手くあしらい、「本当の自分」からはぐれないことです。古い刷り込みが揺さぶりを掛けてきたとしても・・・不安や恐れがあったとしても、その上で目指すものがあるという在り方を貫くことです。

 

夢や願望を抱く人はある意味強い人といえるでしょう。

過去に囚われる力よりも未来に惹かれる気持ちが強いのですから。きっと月に翻弄されたとしても、きっとすぐ太陽意識に戻って来る筈なのですから。

 

今日も読んで下さってありがとうございます。 それではまた(^^)/

 

 

日々の星読み活動のメニューはこちらです。