星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

未知への恐怖なのか単なる億劫なのか・・・其の一

     

 

こんにちは、晏藤滉子です。

本日で連続投稿1196回目のブログとなりました。

今日は「先延ばし癖」をテーマに共有いたしましょう。

 

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仕事の段取りとか、面倒な書類整理とか、部屋の片づけとか・・・つい先延ばしにしてしまう時ってありますよね。あさイチでは「今日はあれとこれをやっておこう」と意気揚々としているのに、日が暮れる頃には殆ど手付かずで気が滅入ってしまう。休日あるあるかもしれません。

 

先延ばしを克服することは、ある意味自分の枠を超えること。習慣化にまつわる一番の高い壁なのでしょう。その壁を越えられず撃沈する輩はどれほどか・・・。まぁ、そう考えると余計難しく考えてしまうので、先ずは障壁を低くすることが大切かもしれません。

 

つい先延ばししてしまう・・・それは二通りあります。

一つ目は、未知の世界に入ることへの恐怖や不安によるものです。人間は正体の見えない輪郭のハッキリしないものを無性に怖がるものです。如何にも怖そうなお兄さんよりも、貞子のような幽霊や怪奇現象を怖がるものです(例外はあるでしょうが)。先延ばしにする物事が新たなチャレンジの場合、その向こうの世界はまだ見たことのない景色のはず。どんなにそれが素晴らしい景色だろうと分かっていても反射的にストップをかけてしまうものです。マリッジブルーで「幸せ過ぎて怖い」もその例えのひとつです。

 

また、心理的ブロックが基となり恐怖や不安が沸き上がるパターンもあり得ます。失敗や不快な経験から学習し、つい現実逃避(先延ばし)してしまう。心理的ブロックは特別なものではなく誰でも心の奥に抱えているもの、そして結構複雑に入り組んでいたりするものです。一時期(今でも?)心理的ブロック解除が全てを好転させるといった風潮がありましたが、それは焼け石に水のようなもの。やってもやっても・・・解除しきれることはありません。それどころか「ブロック解除」に拘り過ぎて、それこそが「ブロック」となってしまう。ミイラ取りがミイラになってしまう弊害もあるのです。

先延ばしが恐怖や不安に足がすくんでしまうパターンならば、有効な手がひとつあります。それは、目標設定やイメージングを二段階くらい未来に設定することです。

 

試験勉強を先延ばしにするならば、

その試験を経て数年後どんな生活をしているのか、どんな活躍をしているのか具体的に考えイメージする。

 

マリッジブルーで鬱々しているならば、

数年後二人でどんな環境でどんな生活をしているのか細かくイメージしてみる。

 

また一見真逆な方法ですが・・・

とにかく恐怖や不安に苛まれるならば、「最悪の状況」をシミュレートしてその打開策を考えてみる。これは究極の荒療治ですが、痛い分効果は抜群です。正直見たくないものを凝視する辛さは相当なものですが、それを通り抜けると「何があっても何とかなるかも」という中庸(ゼロポイント)に戻ります。

 

どっちに転んでも私は大丈夫!というスタンスこそが‟最強”です。

 

 

先延ばしにまつわる要因はもうひとつ。

その打開策も含め「其の二」に続きます。