星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

好きを仕事に!・・・が続かない訳

   

 

こんにちは、晏藤滉子です。

本日で連続投稿1193回目のブログとなりました。

 

「好きを仕事にしよう!」というフレーズ。きっと何処かで聞いたことあると思います。嫌いなことを無理して続けるよりも好きな職業に就くことで、ずっと人生ラクになるということです。カウンセリングにおいて「私の天職は? 使命は?」というお尋ねが多いものです。

 

確かに自分に合った仕事を選ぶことは、一生の幸福度を左右する一大事。

そこで登場したコピーが「好きを仕事にしよう!」だと思うのです。

 

ただ好きを仕事にする・・・これはある意味諸刃の剣です。

誰にでも等しく作用するフレーズではありません。好きを仕事にする時、多分その世界そのものに魅かれ拘りも強い筈。完璧を目指しているかもしれません。「好きを仕事」のデメリットは次第に露になるものです。それは「好き」がいつの間にか「辛い」になった時、とてつもなく大きな障壁となって前に進めなくなってしまうから。

 

「好き」で始めたことでも、仕事ならば実績を出さなくては生活できません。今までは「好き」を心の拠り所にして頑張れたのに、いざそれを仕事にした瞬間心の支えはなくなり現実を直視することが必要になってきます。「好き」だけならば完璧を楽しめたのに、現実の前ではその拘りを手放す必要も出てくるかもしれません。実績なんて気にしないノンビリペースが許される場合ならまだしも、大抵その期間は逆境と感じるかもしれません。

 

好きだった世界が辛くなってしまう。

「好き」という感情自体移ろいやすいものです。飽きてしまうこともあるからです。

 

ただ職人さんのような特殊技能や、拘りや世界観が突き抜けるほど強い場合、鋼のメンタルで貫く場合もあり得ます。そのような場合、結果として唯一無二の存在になっていることもあるでしょう。

 

だから諸刃の剣なのです。陰と陽の両極の世界が登場します。

 

ただ、「好きを仕事に!」を全否定している訳ではありません。

仕事においてのパワーワードは「好き」よりも「苦も無く継続できる」が適切です。それは感情をエネルギー源にするよりも、継続の行動エネルギーの方が安定しているからです。他人と接するのが自然にできる、数字の扱いが苦ではない、つい人をまとめる側にたってしまう、サポートが何よりしっくりくる・・・適材適所を極めた時、「私の天職」の輪郭がハッキリしてくる筈です。天職や使命は追い求めるものではなく、いつの間にかやってくるものだと思うのです。

 

それは普段貴方が当たり前のようにやっている「何か」・・・それがヒントです。

 

 

今日も読んで下さってありがとうございます。  ご参考までに(^^)/