星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

得る充足感と減る恐怖

   



こんにちは、晏藤滉子です。

本日で連続投稿1139回目のブログとなりました。

 

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人間って蓄えることに満足を覚える動物かもしれません。

 

マニアックなものをひたすら集めたり

お気に入りのブランドを買い集めたり

イザという時のために日用品のストックに精を出したり

貯金だってお金の収集のようなものかもしれません。

 

安心の為楽しみの為目的は違えど、欲しいものを手中に収める安息感は共通するものです。そうは言ってもそれは執着と紙一重のところがあります。好きで集めることは楽しみではあるけれど、それは終わりのない欲望です。

 

どんなに集めても次から次へ欲しいものは表われるし

イザという時の為の備蓄も、「もうこれで完璧」は訪れない

貯金だって「もっと!もっと!」と際限がない

 

落としどころは見つからないものです。

 

得ることの充足感を感じる時、

減ることへの恐怖はもれなく付いてくるものです。

 

蓄えてため込んでいることで満たされても、それが減ったり無くなることに対して非常にナーバスになる時があります。とても裕福な人でも資産を減らすことに過敏になる人も存在します。また食料や生活用品の蓄えを十分していても、それを実際使うことに抵抗を示したり、蓄えが減ることで強い恐怖を感じると聞いたことがあります。

 

人間は手に入れて充足感を覚える分、減る恐怖があるのかもしれません。

「これが無くなったらどうしたらいい?」と自らの無力感に苛まれることに。

 

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ここで大切なのは、得る充足感も減る恐怖感も幻ということです。

もともと手元に残る「永遠のもの」はあり得ません。確かに宝石など物質として残ることはあっても持ち主と永遠に共にある訳ではありません。

 

自然も、蓄えも、人間関係や環境も

全て移ろうものであり変化するのは普遍的な決まり事です。

 

永遠は幻だけれど、「今」は確かにここにある。

いかにも「風の時代」らしい捉え方です。

 

今までの「地の時代」は積み重ねて固める捉え方。

だから手に入れたものを手放したくない。執着がスタンダードでした。

 

手元の持ち物に執着して幻に苦しめられるよりも、

そもそも変化するものという覚悟が必要かもしれません。

または、初めから持たないという選択もあり得ます。

ミニマムもある意味風の時代らしい生き方ですから。

そのような意識の変容こそが大きな転換期には必要なことなのでしょう。

 

確かなのは未来や過去ではなく「今ここ」に意識を向けること。

これは間違いようのない真理だと思うのです。

 

 

今日も読んで下さってありがとうございます。 ごれではまた(^^)/