星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

レールを降りる主導権は私が握っている

 

    


    

こんにちは、晏藤滉子です。

本日で連続投稿1232回目のブログとなりました。

 

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何かに執着している時、願望達成に固執している時、ひたむきに努力を続けている時・・・自分で決めたことに囚われ苦しんでいる人が少なからずいます。日本には「初志貫徹」という小学生も理解できる言葉がありますが、それは何だかんだ言っても成就すればストーリー性のあるハッピーエンド。でもそうでなければ「執念深い」「往生際が悪い」と後ろ指さされるものです。無償の愛とか報われない愛も然り、対象が家族やパートナーならば美談になるが、単なる片思いならば「ストーカー気質」となってしまう。他者の見る世界と自分の世界・・・その立場や関係性で180度見える世界は違うものです。

 

例えば「あの人と結婚したい!」と決意した時、その為のレールは目の前に開くものです。ただレールには相手の想いは入りません。あくまでも自分の想いによってレールは開かれます。だからこそレールの先はぼんやりしていて終着点は見えないものです。

 

開かれたレールを進む時、いろんな気持ちが湧いてくると思うのです。高揚感、充実感、夢中になれる幸せな時でもあるでしょう。レールはある意味ファッションショーのランウェイのようなもの。全能感だって感じるかもしれません。でもそんな絶景がみれるのはレール上のほんの少しの部分。殆どは地下に潜っているものだと思うのです。

 

不安、焦り、疑心暗鬼・・・貴方の決意のもと開かれたレールなのに、苦しくてしようがない時もあるでしょう。自分がドンドン違う人間になっていくような分離感。悶絶する夜もあるかもしれません。

 

でもこれは貴方が選んだことです。

他者からは自業自得の捉え方をされるかもしれません。バチが当たったと嘲笑されるかもしれません。そんな苦しさは益々「本当の自分」と「レールに執着するジブン」を分離させていくことでしょう。

 

もしも貴方が今、自分のレールの上で苦しんでいるのならば・・・ひとつだけ救いがあると思うのです。それは、自ら敷いたレールから降りる主導権は常に自分自身が持っているということ。他者から引きずり降ろされることはあり得ません。

 

レールを開くのも降りるのも自分次第ということです。もしも今、とても苦しい状況ならば、一旦降りてしまっても良いのです。執着で固まった感情をほぐし風通し良くすることだって、気持ちをラクにすることに繋がります。それは決して逃げではなく、自分自身を救うこと。少しだけでも距離を置く・・・これでも充分救われるものです。

 

自分で蒔いたタネ(苦しさ)であっても、救うことが出来るのもやはり自分自身。

その主導権を手放さないことです。それを他者に委ねては、いつまでも未練が残り前に進めなくなる・・・。

 

どんな事でも、最終決断の主導権は自分が握っている。手放してはいけない大切な尊厳だと思うのです。

 

今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに(^^)/