星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

2022年夏至によせて

   

 

 

本日18時14分、一年の四季の流れの中で「夏至」を迎えました。星読みの視点では空の太陽が蟹座に入る瞬間。今までの流れや状況が変化するターニングポイントでもあります。

 

夏至は太陽のエネルギーが最も高い時。そこから秋分に向けてエネルギーは下降していきますが、陽のエネルギーが強い分、影は色濃く反映されるものです。

社会においても個人においても、陰と陽が混ざり合うカオスな状況になりやすいのが夏至というタイミングといえるでしょう。

 

夏至図のリーディングは、9月22日までの約3ヶ月間を支配します。

 

夏至によせて

 

社会や他者を通して自分と向き合う時期です。

起こる出来事や人間関係の中で、陰と陽の相反する物事から自分を確立していく。つまり良いことも悪いこともある中で自分の思いを深め成長していくということです。幸運や不運、出会いと別れ、成功と失敗など・・・一見ネガティブな状況下にあっても「その経験があったからこそ」と後々思い出せるような経験です。それだけに一筋縄ではいかない痛みを伴う出来事も起こり得ます。宇宙はそれを糧に出来るだけの資質を求めているのかもしれません。この時期はじっくり考えて取捨選択するよりも、勢いや直観を重視することがポイントなのかもしれません。

 

全く異色の相反するものを同時進行することに活路を見出すことも多いかもしれません。現実主義と精神主義、リーダー役とサポート役、田舎と都会、頭を使う仕事と感性を使う仕事・・・あらゆる多様性を同時に体現することです。多趣味を仕事に活かすとか、本業と副業を同時進行する、田舎と都会を住み分ける、相反する物事を体現することで違ったメリットが見えてくることもあるでしょう。

 

今までの常識はすでに使い古されたもの。新しい土壌を開拓することに追い風が吹くことでしょう。ただこの夏ではそれが社会に普及する訳ではなく、あくまでも個々の意識の開拓精神に火をつけるような時期なのかもしれません。

 

この時期、散財傾向やワーカホリックなど依存や中毒に注意です。

人間が極端に嵌る時は、ほぼ大切なものを我慢している、耐え続けている時です。そのガス抜きをしないまま走り続けているとつい暴走しがちになってしまうものですから。健やかな生活のために、適度なリフレッシュは必要不可欠です。

 

景気や経済などこの夏は相当な波乱含みな星の配置です。

個人レベルでも我慢が求められる状況も起こり得るでしょう。

 

一方今までは暗黙の了解的だったもの。社会的な不平等や歪んだ慣習などに熱く闘いを望むようなネットワーク(コミュニティ)が台頭することも。ここに集まる人達を繋いでいるものは資金や力関係というよりも、似通った価値観や信念なのでしょう。

 

カオスな中から何を見出すのか・・・個人の意識のあり方が問われるような夏至図です。

 

 

 

                        以上です。