星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

2021.9.23 秋分に寄せて

 

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9月23日4時21分、秋分を迎えました。

秋分とは占星術的には、現行の太陽が天秤座に入った瞬間を意味します。

 

3月春分からスタートした一年の流れ。

春分で一年のテーマとなるタネを植え、夏至にて芽吹いた苗をどのように根付かせるのか、拡大させるのかに心を砕きます。秋分では・・・春分に蒔いたものを収穫する時期。そして次の春までに育てるものを再検討するようなタイミングです。

 

秋分では、世界に対して自分をどのように見せていくのか。他者との関係性によって自分を磨いていくことがテーマとなります。

 

秋分図では冬至までの3か月間の様子を伺う事ができます。

 

秋分図に寄せて

 

「自分の在り方」に焦点が集まります。

自分の価値感や信念によって、どんな人と共にいるのか、どんな行動をするのかハッキリ分かれるようです。自己判断という基準において、誰もが行動的になる状況が生まれていく。情報の正誤も曖昧なまま突き動かされるように行動していくこともあり得ます。今までの鬱憤を晴らすかのようにエネルギッシュになることは、ある意味自然な流れなのかもしれません。

 

価値観や信念を基に生きることにはブレがありません。でもその分確実に視野は狭くなるものです。相手の価値観を強制的にシャットダウンすることもあるかもしれません。それが過剰になった時、社会や人は暴走するものです。中にはモラルやマナーを破る人さえも出てきます。例え相容れない価値観であったとしても、他者の在り方を俯瞰して冷静に見ることがこの時期には大切なことだと思うのです。安易な上手い話にも注意が必要です。情報の受け取り方はとても重要な時期ともいえます。

 

引き続き健康関連の情報は巷にあふれます。

ただ、それらは玉石混交であり、中には極端過ぎる思想や方法もある筈です。

自分と合うもの合わないもの・・・それをふるい分ける眼力はこれからの時代に必須となることでしょう。思考停止で情報を鵜呑みにする事はとても危険ですから。

 

秋分図からみる3ヶ月間・・・他者の様子をみて自分を省みる、自分の在り方が人に影響を与える。お互いが研磨剤となって各々自分の世界を創造していく時期です。今のこの時期、羽目を外したくなる衝動はあるとしても、感情的に暴走しないで。どこかで冷めた目は大切だと思うのです。

 

 

                          以上です。