星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

2021年 春分に寄せて

 

    f:id:yasura7165:20210318222815j:plain



3月20日18時37分 春分を迎えます。

 

占星術的には、現行の太陽が牡羊座に入宮する瞬間です。

牡羊座から魚座への「人間の成長の物語」の最初の一歩が「春分」です。

 

春分で成長の為のタネを撒き、夏至で苗を育み、秋分で収穫する。

そして冬至では翌春から撒く種の選別に入るのです。

 

春分図のリーディングでは、一年の流れを支配します。

 

春分に寄せて

 

他者を通して、「自分が何者か」表現していく。

 

他者の経験から学び、ヒントを得たり、関心をもつ。

多くの人との交流から、自分の可能性を模索していくようです。

 

それは仕事や社会活動の中で鍛錬されることのようです。

そうは言っても、なかなか一筋縄ではいかず、試行錯誤かもしれません。

今までの習慣からか、「本当の自分」を表現すること、個性を発揮すること、

思いつきで行動することに、躊躇してしまう。素直に表現することを自分に許

せないでいるのかもしれません。

 

今年は多くの人が自分が属してきた組織、集団から離れることが予想されます。家族やパートナーシップの形も変化していくのかもしれない。

今まで当たり前の社会制度も揺れ動く時です。決まったルーティンの仕事を継続することが難しくなる、人によっては、形にならないものを仕事にする可能

性もあるのです。

 

社会が予想を超える動きを見せ始める時、その中で「自分は何者か」を見極め

ること。それは単なる願望や夢といったフワフワしたものではなく、ガッツリ現実と向き合って宣言していくほかありません。誰も代弁してはくれないので

す。

 

これから先「建前の自分」では動けなくなるかもしれません。

強い原動力を持つのは、やはり「本当の自分」なのです。

 

この一年を通して、努力や辛抱など、一見泥臭い取り組み方をするかもしれません。時には、ナーバスになり対人関係がギクシャクすることもあり得ます。

 

でも、現実と向き合って得た良い結果も悔しい失敗も、貪欲に自分に落とし込んでいこうとする。そんな強さを伴った自信は、数年後振り返った時に宝物になる筈です。

 

失敗を、変化を恐れないで。

どんな時も「本当の自分」からはぐれないことです。

 

ただ、険しい道も「孤独な道」ではありません。

多くの人との出会いの中で、自分と波長の合う仲間など、

心を許した人とのコミュニケーションを積極的に試みる。

 

横の人脈を拡大させていく流れに入ります。

それは、一人の力では果たせないことも、他力の力を借りて成し遂げようとする。貴方は仲間の力を借り、そして誰かの力になっていく。

 

そんな流れの中で「自分は何者か」・・・、

次第にその焦点が定まっていくのかもしれません。



         

                       以上です。