星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

秋分に寄せて

 

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9月22日22時30分、秋分を迎えます。

 

春分夏至秋分冬至の流れは暦上の季節の節目と一般的には捉えられています。占星術では現行の太陽が天秤座に入る瞬間を秋分とみなします。

 

秋分星図からは、冬至(12月21日)までの3ヶ月の傾向をリーディングしていきます。特に12月後半には占星術的に大きな転換期を迎えます。

 

この秋分は、其処へ向けての意識の向け方。つまり助走の時期なのかもしれません。

 

秋分に寄せて

 

自分の快適な巣作りを行う。

 

巣作りというのは、住居ばかりではありません。

家、人間関係、心の中・・・自分のベースとなるもの全てを整える時期です。

 

安全が守られることは勿論、テンションが心地よく上がる、貴方だけのご機嫌でいられるもの、そういうものをピックアップしておくことをお勧めします。

 

今まで、自分を守ってくれていたと思い込んでいたものは、もしかしたら「不機嫌の元」だったかもしれない。その関係性は貴方の我慢の上で成り立っていたのかもしれない。

 

対して、価値がなさそうで、一見無駄かもしれないけれど、これさえあればご機嫌でいられる。

 

それを見極めて、ちゃんと分別して置いてください。

「ご機嫌」でいられること、それはとてもシンプルな選択基準です。

大きな転換期にいる「今ここ」では、新旧の価値観がカオスになりがちです。

 

今まで、自分を守ってきたものがそうではなかった・・・と気づくような出来事が現実に投影されていく傾向になるでしょう。

 

「自分のご機嫌は自分で守る」

自分軸を守る為には、他者軸を介入させない練習は必要なのかもしれません。

 

自分の価値感を棚卸をし、何が必要で何が不要か取捨選択です。



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社会においては、先が見えないような不透明さが続いていくようです。

 

新型コロナも含め健康問題は大きな関心事になることでしょう。

秋が深まるにつれ外出を控え、自粛する生活に再び戻る傾向もあるかもしれません。

 

ただ、過度に神経過敏になり、感染症よりも「恐怖」「不安」にのみ込まれてしまうパターンが出てくるかもしれません。その点においても、自分の心の整え方は大切なことのようです。



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社会全体では、「この先が予想できない状態」であっても、

個人や、規模の小さい集団の中では結構活気があるようです。

 

不思議な事ですが、「もう社会や会社は当てにできない!」と腹をくくり、

「それじゃ自分は何を出来るんだろう」と個人レベルで自分の未来を描こうと

するそんな流れが本格的に起こりつつあるようです。

 

そのためには、自分は何を持っているのか。何が足りないのか。

自分の能力や知的財産を増やすために、この時期には学んだり情報を集めたりする人もいるかもしれません。

 

ただ、一朝一夕で直ぐに明るい未来が描ける訳ではなく、

周囲の人間関係に縛られたり、横やりが入ったり、難しい局面も出てくるようです。

 

でも、そこで諦めないで下さい。流れにはちゃんと乗っているのですから。

失敗しても仕切り直し、軌道修正を掛けてやってみる、その繰り返し。

今は準備をする時期ですから、大丈夫です。

 

そうは言っても、この時期の貴方は「孤軍奮闘」ではなさそうです。

貴方の望む未来の話を楽しそうに聞いてくれる、背中を押してくれる、

一緒に歩いていけるような・・・そんな「仲間」が貴方の傍にいる。



この秋冬・・・、そんな風景が確かにみえるのです。  




                           以上です。