こんにちは、晏藤滉子です。
今日は久しぶりに「私の独断と偏見シリーズ」です。
ほぼ勝手な独り事ですので悪しからず('◇')ゞ
心理学の学びの場を観察してみると・・・
15年くらい前、心理学の勉強に没頭していた時期がありました。
今でも継続していますが、当時は講座や勉強会など積極的に参加していた頃。インプット命でした。
其処に集う人は、当然心理学の学びの為に参加している人達。
コーチングやカウンセラーなど心理学のプロとして一線に立っている人もいれば、エンジニアやドクター、会社の人事担当の人もいる。意外な程あらゆる職種の人が参加しているのです。
其処に集まっている人たちは年齢も、仕事もバラバラ。面白い景色でした。
心理学の学びの場では二つのタイプが存在する
人間観察が大好物の私。
勉強会で学ぶ傍ら、参加者の姿を何気に見続けていました。
「どうしてここに参加しているのだろう。何が目的なんだろう」
暫くすると、二つの在り方が浮かび上がってきました。
自分を探求したいと意識のベクトルを内側に向けるタイプ。
他者をコントロールしたいと意識のベクトルを外側に向けるタイプ。
自分にベクトルを向ける人は、もしかしたら自分自身「傷」を抱えているのかもしれません。自分と向き合い、その傷を自ら癒そうとする人。そのような人は実際に心理職に携わっていたり、人と関わる楽しさや苦しさを身をもって経験しています。
一方、他者をコントロールしたい人も存在します。
心理学を使って人心掌握術を学びたい、仕事に活かしたい、恋愛に活かしたいという人もいるのです。心理学は見方によっては魔法を使っているかのような場面もある。そこに魅かれるのかもしれません。
二つのタイプのその後
心理学のトレーニングは場合によっては半年、一年と続く場合があります。
参加者の二つのタイプ・・・
両者とも目的は違えど、熱心に学んでいます。
何気に注目してみると面白いことに気づきました。
自分を探求したいタイプは、俄然面白さに目覚めてしまう。参加者同士で勉強会を立ち上げたり、仕事に繋げたりする人も現れる。自分を探求することって終わりなき旅のようなもの。一生の楽しみを見つけたような高揚感がそうさせるのかもしれません。
対して他者をコントロールしたいタイプは、早々に挫折しがちです。
コントロールのノウハウを学びたいだけなのに、自分の心の内を見せつけられる事ばかり。そして次第に「他者をコントロールすることは不可能」と気づいていくのです。
「何の為に時間とお金を費やしているのだろう」と物憂げな表情を見せる人。反対に自分と向き合う事で新たな発見が出来たと軌道修正する人もいます。
***
昼間、心理学系の本を読んでいて、ふと当時のことを思い出しました。
学ぶ動機に正解なんてありません。でも、どうせ時間と気力とお金を使うならば・・・本人にとって有益であって欲しいもの。自分にとっての正解を見つけ出すのもそれはそれで必要な経験なのかもしれませんね。
今日も読んで下さってありがとうございました。 それではまた(^-^)