こんにちは、晏藤滉子です。
今日は“人間関係における願望実現”についてシェアいたしましょう。
人間関係の願望は叶いにくい
家族やパートナーとの関係など、人間関係の願望は多くの方が抱きます。
というのは人間の悩みの多くは「他者との関係性」であることが多いから。
親との関係を良くしたい
恋人と復縁したい
上司にもっと認められたい・・・など
ただ、人間関係の願望は実現させることは難しいジャンルともいえます。
それは、二つの理由があります。
相手をコントロールする事は出来ない。
願望が執着に変わるから・・・ということです。
相手をコントロールすることは出来ない
人間関係の願望は、ある意味「相手の思考や行動をコントロールすること」
人間は各自の世界を持っています。
自分の世界の中で、自分の取り組むべき課題や挑戦することなど
オリジナルのカリキュラムをこなしていくのです。
前提として自分の世界での‟問題”は自分でしかクリアできない。
替わりは誰もできないルール。そこに他者の想いが乱入して、操作をしようとするのは無理なことです。
ただ、そのコントロールされること自体がその人の“問題”として存在するのかもしれません。どちらにしても‟力になりたいと願望する人”は、「自分の世界に乱入してくる残念な人」とみなされてしまう。いくら相手を想っていても(-"-)
自分が相手の世界に不用意に踏み込むことは、相手の尊厳を傷つけることに繋がります。
願望が執着に変わる
家族やパートナーなど近い関係程願望は執着に変わり易いものです。
それは、多くの人にとって「人生の質」を表す関係性だから。
幸福度合いを実感するものです。そして、簡単には決別しにくいものだから尚更です。
当然願望に関しても「これだけは」と力みや意地が入るものです。
それだけに、いつの間にか執着に変容していることもあるようです。
ただ、人間の動物としての本能で「追われたら逃げたくなる」もの。
相手に直接思いの丈をぶつけなくても、気配はしっかり送ってしまうものです。
人間関係の願望実現はチャンクアップで
願望実現の手段として‟チャンクダウン”と‟チャンクアップ”が挙げられます。
チャンクダウンとは、目標達成に向けて物事を細分化して行くこと。
現実的な手段。
一方チャンクアップとは目標達成に向けて「本当は何を目指したのか」。
抽象的に捉える手段。
人間関係の願望実現ではチャンクアップが適しているようです。
例えば恋人との復縁に関してチャンクダウンであれば、
「共通の友人に助けてもらおう」「相手の記念日にはメールを送ろう」などと
具体的に考えます。
チャンクアップであれば、
「近い未来、恋人と満ち足りた生活を送っている。一緒に過ごすだけで幸せ」
つまり、相手はその感覚をもたらす人であれば限定しないのです。旧恋人でも新恋人でも限定しない。「自分は恋人と幸福な生活をしている」が大きな目標。
別の例えでは、家族関係が上手くいかない事をどうにかしたい時。
「色々あったけれど、数年後には笑いネタで盛り上がっている」
具体的な手段(コントロール)に囚われない方法です。
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人間関係の願望は、「相手を変えよう」を放棄することが一番の近道です。
そうは言っても自分と一体化する近い関係ほど、こじらせてしまうもの。
でも、自分の世界の中で「理想の在り方」を願望することはOKです。
細かい事実よりも、それを通しての「得たい感覚・状況」です。
意識の視野を広くとることが大切なポイントです。
いつの時代も人間関係の悩みは尽きないものですよね。
宜しければご参考に(^^)/