星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

蠍座満月に寄せて

 

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4月27日12時32分、蠍座にて満月を迎えました。

 

満月の星の配置は、手放しや心の葛藤にまつわるテーマを教えてくれます。

今回の満月は蠍座なので、太陽は牡牛座の星の配置です。

 

「自分の本質をむき出しにし、それを現実の豊かさに還元していく」

そんなダイナミックな意図が蠍座満月では観られます。

 

ただ、その為には葛藤という心の横槍が存在します。

「現実で受け取る豊かさ」には当然、外の物事がそれを左右します。

 

環境、スキルや能力、人材、資金、アイデアそして運。

 

それらを縄のように編み込んで一本の太い「富のライン」を仕上げていく。

豊かさの成形は「富のライン」を作れるか否かが鍵となるでしょう。

 

その為には一旦自分の奥深くに潜り「本当の自分」を引き上げることも必要です。

その上でしか、その他の現実要素を編み込む事は出来ないのです。

取り繕った仮面をつけたままでは、縄をよってもブツブツに切れてしまう。

 

今まで「社会に打ち出す自分」を模索してきた人にとって、

迷うような不安になるような・・・揺さぶりを感じることがあるかもしれません。

 

頑張っているつもりだったのに認められない

集団の中で馴染もうとしても空回りしてしまったり

寂しい・・・と感じたり

 

この時期、頑張ってきた人は、それが間違いだったのかもと、心は揺れるかもしれません。でも其の頑張りは無駄ではないのです。ただ、頑張りを向ける方向性がズレていたのかもしれません。葛藤という気持ち悪さは、その軌道修正を促すサインですから。

 

そして、この時期は「視野の広さを保つこと」が、緊張の星の配置を緩めるポイントかもしれません。海中に潜り水面に浮上する時・・・空の青さと広さに驚くものです。

 

今のこの時期、もしも貴方が心の海にダイブし続けていたのなら、一気に浮上して視野を大きく取ることです。「自分の中のジブン」から「社会の中のジブン」に意識を変えていくことです。本当の自分として目覚めた時「自分が持っているもの」をどう使うのか・・・今までとは真逆なアイデアが湧くかもしれません。今まで克服しようと思っていたことが「売り」になることだってあり得るのです。

 

そんな意識の変容があってこそ「富のライン」の材料は揃うのです。

 

この蠍座満月は「目に見える富」と「目に見えない富」を繋ぐ富のラインがテーマとなるのです。



                             以上です。