星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

退路を断つ時代は終わり、自分の感覚頼りの時代

 

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こんにちは、晏藤滉子です。

 

願望や夢に向かって頑張る時、「退路を断って覚悟する」という言葉を聞いた事あると思います。

 

つまり我武者羅に、脇目も降らず、耐え忍んでコツコツ努力する・・・ある意味「地の時代」の美学です。「根性」「忍耐」とかが成功の為の大きな要因の時代。学生の頃体育会系の部活していた人ならば身に染みている言葉かもしれませんね。今でもそれを好んでいる指導者も多いかもしれません。

 

個人的に、この世界観は否応なしに変容していくことを感じざるを得ません。

 

昨年暮れからの「風の時代祭り」も要因のひとつですが、

そういう話を全く信じていない人も、世の中の価値観や働き方の変容は認めていると思います。

 

「風の時代」というと、臨機応変にスピード感をもって、ピラミッドではない横の繋がり重視・・・つまり風のような自由さがキーワード。

そうなると、やりたい事やワクワクだけで「上手くいく世界」と思い込んでしまうかもしれません。

 

正確にいえば、自分を押し殺して忍耐する事が、必ずしも実を結ばない世界ということ。今までコツコツ努力していればいつか報われる、実を結ぶという事が難しい。過去の美学に執着していては自然淘汰されてしまう。選択はあくまでも自己責任・・・ある意味シビアな世界かもしれません。

 

自分を押し殺し組織の歯車になることで、自分は守られる・・・それが幻と気づかされる。今までの「人生の歩き方」が通用しなくなってしまうのです。

 

だからこそ「退路を断って一念発起する」という意識は諸刃の剣になるかもしれません。意志の力、努力の積み重ねだけでは、あらゆる「動き」が見えなくなってしまうもの。

 

勿論努力は必要です。でもポイントがズレていては気力も体力も続かない。

 

これから先は長いのです。上手く変動の波に乗る為には「退路を断つこと」は不要かもしれません。肩に力が入って眉間に皺を寄せていては視野が狭くなって「良い波」を見過ごしてしまうことになる。

 

「退路を断つ」よりも、疲れたら迷ったら小休止する意識が大事かもしれません。

 

風の向き、空気の匂い、景色や音を聞きながら、そして自分の本音を探りながら、

自分の方向性を模索していく。違うと感じたら引き返したってOK。トライアンドエラーは当たり前。そのような意味から「風の時代はやりたい事をする」というキーワードが上ったのでしょう。

 

自分の嗅覚を頼りにするには、自分のメンタルも含めコンディションをよくしておくことが必須です。それが最大の武器になるのですから・・・。



***

 

地から風への時代の変化。240年規模の変容は繰り返してきました。

「風の時代」のスタート地点ではまだまだ信じられない事でも、50年後100年後・・・最終的にはそれが当たり前になるのでしょう。



ただ私達が生きているのは「スタート地点」

新旧ごちゃまぜで誰もがカオスになっている状態です。

 

新時代に「チャンス」を見出す人もいれば、

旧時代の様式に恩恵を受けていた人は、手放す事が難しく執着に走ってしまうもの。

 

社会が変われば、人の価値観も変わります。

結婚の在り方や、個人の生き方、制度も今までの当たり前が変化する。

 

私達が生きている間は多分「新時代」の完了形はみられないことでしょう。

でも少なくとも「激動の時代」をリアルに参加することが可能です。

 

何と言っても、私達は「今ここ」で生きて悩んで行動しているのですから・・・




今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに(^^)/