こんにちは、晏藤滉子です。
最近、仕事関連で、友人達との会話で
「暴飲暴食」が話題になっていました。
実際は、それに伴う体重増加が悩みのタネですが・・・
我慢しててもつい食べちゃう
一口食べると止まらなくって自己嫌悪
年齢が上ると戻らないんだよね・・・
身に覚えありませんか(^^)
今日はその「暴食」についての心のカラクリを共有いたしましょう。
暴食は心と身体の誤作動が起こすもの
ダイエットや偏った食事で、栄養が充分でない場合、カラダ(脳)は誤作動を起こします。例えばタンパク質やミネラルが足りないという事実に対して、
「栄養を補充しなくちゃ! えーい、とにかく食べておけ!」とカラダ(脳)は反応します。
ただ困ったことに、足りない栄養素と足りているものの区別はなし。
とにかく食べることを行動に移していきます。タンパク質が足りなくてスイーツを欲しくなったり、ミネラルが欲しくて唐揚げを食べたくなったり・・・勘違いのような誤作動を起こすのです。 その誤作動に振り回されて、自らピント外れの食べ物を欲してしまうのですよね。
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心のカラクリとして定番はやはりストレスから。そして女性の場合ホルモンの影響が大きいもの。生理前の異常な食欲など経験する人は多いことでしょう。
ただ、「ストレス」と一括りにすると、その正体は見えなくなってしまいます。
正体が見えないと、不安定な状況がいつ起こるのか・・・それ自体不安になり振り回されてしまうものです。
暴食は調和を取る為の「オモリ」
アーユルヴェーダ(インド伝承医学)を学んでいた時がありました。
何となく難しそうなアーユルヴェーダは、ある意味「人間の生き方を体系化」した学問です。哲学、暮らし方、身体と心との付き合いかた・・・生きること全般を観ていきます。「なるほど!」と感心したポイントは、今でも個人的な指針になっています。
さて、暴食というテーマに戻しましょう。
アーユルヴェーダの教えの中では、
心とカラダは天秤に掛けられているということです。
心と身体の調和が整っていると、その天秤はバランスよく均衡を保っている。
ただ一旦、心が落ち着かなくなり、不安定で、冷たく重くなると、
天秤のバランスは途端に偏り、均衡を崩します。
そのような場合、無意識のうちに、バランスを取りたいが為、
カラダという物質にオモリを加え安定させようとします。
そのオモリというのが「食べ物」です。
心がストレス等で重くなり、バランスが崩れた天秤の対極に、食べ物というオモリを足す。それにより天秤の均衡を保つという考え方です。
心が重く冷たく不安定になったのは、色んな要因がある筈です。
寝不足、悩み事、多忙・・・ちょっとしたことでも心はブレてしまうもの。
暴食は、それを落ち着かせる目的で、食べ物を加えてバランスをとろうと行動しているのです。ある意味、セルフメンテナンスしているのかもしれません。
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そうは言っても・・・暴飲暴食など「ヤッチャッタ感」は歪めないもの。
ダイエットに励んでいる人なら尚更ですよね。
勿論、寝不足や疲れなどストレスの大元は解消しておきたいもの。
でも、オモリは食べ物ばかりではありません。運動や掃除、散歩などカラダを動かすこと、マッサージもオモリになり得ます。
暴食も正体が分かれば、対応も考えられるもの。
自分なりの「オモリ」を見つける、よい機会でもあるのです。
今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに(^^)/