星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

自分がちっぽけな存在と感じてしまう時の処方箋

 

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趣味や学びなど、あるところまでたどり着くと、急に伸び悩む事があります。

楽しくて始めたことなのに、一時は夢中だったのに・・・楽しくない。

 

子供でも大人でも起こり得ることです。

 

原因として、

興味が無くなった・・・単なる飽きただけなのかもしれません。

または、自分の無能力さを感じ苦しいということも多いものです。

 

周囲が優秀に見えて、自分がどうしようもない存在に感じてしまう。

どんなに努力しても、追いつく事すらできない。

 

「自分はちっぽけな存在」と自らレッテルを貼ってしまうのです。

それは辛い想いであり挫折感です。楽しくないのも当然です。

 

ただ、春になって新生活が始まると、このパターンに陥る人がとても多いのです。

5月くらいでしょうか・・・。

 

何故なら、新しい環境の中で、つい背伸びをしてしまう。

新しい環境では、周りがとても優秀でキラキラした存在に見えてしまう。

隣の芝生は青く見えるのです。その中で自分がどうも浮いてしまうと感じる時もあると思います。

 

自己評価の低さとは、自分の内面でのセルフ査定です。

公開査定ではありません。でも、内面では自分への厳しいフィードバックが突きつけられているのです。



***



「自分がちっぽけな存在」と凹んでしまう。

 

もしも大切な友人が、自信を無くしてそう呟いていたら、

貴方はどのように言葉をかけますか?

 

「そんなことないよ」

「こんないいところあるから気にしないで」

そんな力づけるような言葉がけする人も多いかもしれません。

ある意味それは「無理やりポジティブ」です。

 

同じように、「自分はちっぽけな存在」と、

内なる自分自身が呟いていたらどうでしょうか?

 

「そんなことないよ」と心の中で伝えても、それはきっと届かない。

 

何故なら「自分はちっぽけな存在」と確かに思っているのだから・・・。

根拠のない励ましが嘘だと分かっている。

どんな時も、無理やりポジティブは心の奥底には入らないものです。

 

ネガティブな想念は、重くて湿って強力なもの。

簡単に亡き者にしようとしても、そうはいきません。

 

「自分はちっぽけな存在」という超ネガティブキャラが心の中で膝を抱えて拗ねている。

 

***

 

そのような時…出来る事はひとつです。

膝を抱えて拗ねている存在の横に座ること。そして、その存在の話を聞くことです。

 

どこがダメなのか

どんな酷い事考えているのか

 

ネガティブ全開で、吐露させてあげることです。

これは紙に書くことをお勧めします。別に残す事はしなくても、身体の外に一旦感情を出すということが大事です。

 

ネガティブに拗ねている「私」も、自分の大切な一部です。

気にし過ぎないで・・・なんて誤魔化しは効かないのです。

 

寂しさや悔しさなど思いきり出し切ったら、ジャッジやアドバイスは無用です。

ただ「そっか、そっか・・・そう思ってたんだね」と頷くのみ。



それだけです。

 

それだけで、思いのたけを伝えた「存在」は昇華していく。

その昇華の先には、「もうちょっとやってみよう」か「思いきって辞めようか」は分からないけれど、自分にとって必要な選択をするようになるものです。波動が軽やかになるようなイメージです。



結局処方箋に記されているのは

「ちっぽけな存在でも、それはそれで良いでしょう」の一文だと思うのです。

 

どんな私も「ワタシ」なのですから。



今日も読んで下さってありがとうございます。  ご参考までに(^^)/