星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

迷う時間は尊い

 

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こんにちは、晏藤滉子です。

 

最近、「迷う」をテーマにご相談を受けました。ナント連続3件(^^)

 

カウンセリングやセッションのお仕事をしていると、何故だか「不思議な偶

然」と出くわします。私自身の悩んでいることそのまんまだったり、全く別の

クライアント様同志が同じテーマを抱えていたとか。「え、何処かで聴いてい

ました?」と思ってしまうような偶然の引き合わせかもしれません。

 

今日は、その中で印象的だった「迷う」について共有いたしましょう。

 

人間は選択の連続の中で生きている

 

人間は「迷う」生き物です。野生動物は迷う事はありません。

迷って、考えて・・・「どちらに決めるべきか」思案に暮れるものです。

 

それは子供も同じく、選択の連続です。「迷い」から逃れることはできませ

ん。スーパーのお菓子売り場で「ひとつだけね」の指令により子供達は真剣に

悩んでいる姿をみかけます。 今日は誰と遊ぼうかだって迷いのうちです。

 

「迷う」という神経回路は、放っておいては育たないものです。

能力や筋トレと同じく、鍛えてナンボのところがあるのです。

 

「何かを選択する時」、一見それは「直感」「閃き」に支配されているようで

すが(確かにそうですが)、日頃「迷う筋力」を鍛えていなければ、「閃き」

を受け損ねてしまうものです。

 

その為にも、子供の頃から「自分にとって必要なものを選ぶ嗅覚」「欲しいも

のを掴み取る心の筋力」、それらを鍛えることは「生きていく質」を上げてい

くことだと思うのです。

 

もし、周囲に未成年の方がいる環境ならば「迷う時間」を確保して見守っていただくことオススメいたします。



大人になるにつれ「迷い」は一大事になっていく

 

当然ながら、成長するにつれ向き合う「迷いごと」の規模は大きくなっていく

ものです。おやつのお菓子で頭を悩ましていたなんて可愛い話。

それが人生に関わる「一大事」の答を求められるようになるのです。

 

多くの場合は進路、友人のことなど。占いや心理相談など外部に意見を求める

という事は進路が殆どですね。そして、ご本人ではなく、ご家族からのご相談

です(お金もかかることですから・・・)

 

ただそれは、恋愛の相性問題と同じくらい厄介なテーマです。

 

何故なら、ご本人の顔が見えないし、何より「未来に何を望んでいるのか」が

分からない。親御さんのご心配は痛い程分かるのですが・・・。相性問題と同じ

くらい正解はないのです。

 

こちら側は、ご本人の適性と生きていく上の傾向(起こりがちな問題)、時期

的なタイミングなどをお伝えするのですが、それらを選択の物差しにしていた

だく他はありません。

 

ただ、必ずお伝えする言葉があります。

 

「ご本人はすでに答えを分かっている筈です。ただ分かっていても揺れ動いて迷っているだけ。ちゃんと覚悟を持てるまで迷う時間を持たせてあげてくださいね。」

 

正解は「本人が決めること」

 

右へ行くか、左へ行くか

進路などは、人生において最初の大きな分岐点なのかもしれません。

 

だから、怖いのも不安なのも当たり前。ましてや同じ悩みをもつ同級生と共にいるのですから迷って心が揺れ動くのも当然です。

 

ただ、大人の私達は思い当たるかもしれませんが、案外と迷っているフリはし

ながらも「こっちだ!」という確信は感じているものです。

 

ただ、忖度や周囲の意見を耳に入れると揺れ動いてしまう。

そんな時でも「確信」は密かに胸のうちに存在しているのです。

 

「静かな確信」・・・・・・。

 

「静かな確信」とは、ある意味「潜在意識からの助言」です。これを体系化したものが「占い」というものでしょうが、本人が選択する決意がなくては何も始まりません。

 

本人の意志なく、もしくは誤魔化して選んだことは誰も責任が取れるものではありません。そうなると、厳しい状況、想定外の事が起った時に「本人」は人生の責任を放棄してしまいがちになることでしょう。「○○が言ったじゃないか」と。

 

だからこそ「迷いの渦中」に居る時こそ、「静かな確信」を自ら受け取る訓練の真っ最中。迷うという時間はとても尊いのです。

 

ご家族はやきもきするでしょうが、ここは我慢です。

最初の分岐点で「静かな確信」を見つけられる人は、この先もそのようにする

事が可能です。

 

それは自分だけの「自己信頼」に基づく選択。 何があっても柔軟に人生を生

きていける「魔法の杖」を手にしているのですから、間違いなく「強い子」で

す。

 

家族に出来る事は・・・帰れる場所、ホッとする場所を巣作りすることだけなのかもしれませんね。



今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに(^^)/