こんにちは、晏藤滉子です。
今日は「感情との付き合い方」について。イメージワークも含め共有いたしま
しょう。「感情」といっても、このブログで共有したいテーマはやはり「受け
止めがたい感情」です。
楽しい嬉しいといった感情ならば、もはや人の意見など聞く必要はナシ(^^)
余計なお世話になってしまいます。それに心のカラクリ的にも「陽の感情」は
放っておいても自然と昇華していきます。だから、嬉しい感情は思い出にな
り、負のドロドロ感情は記憶になるもの。分かり易い判断基準があるのです。
「無理ポジ」からは足を洗おう
「負の感情」との付き合い方は結構しつこくテーマに上げています。
大事なことは大抵シンプルです。今回のポイントは「負の感情の浸り方」。
「負の感情」は蓋をしないように。無視しないように。無理に消し去ろうとしないように。ましてや無理ポジ(無理やりポジティブシンキング)はご法度だ
と考えています。
スピ系に興味がある方は、一度は「無理ポジ」の洗礼に合うようです。
私の為を思ってくれるのだから感謝しよう
全ては私の責任だ。
相手は鏡の存在だから、相手を許そう
確かに正解かもしれないし、実際そうかもしれない。
でも、其処へ行きつくまでの意識の持ち方が大事です。無闇に正論ありき
で生きようとしても「負の感情」は行き場を失い、心の奥底に沈められるので
す。それが・・・一番厄介。
怒りで顔が引きつってるのに「感謝しましょう。相手を許しましょう」は、ど
こにも落としどころがないのです。だから、無理やりポジティブになる必要は
ありません。無理な作り笑いは長続きしないものです。
負の感情には、真面目に傾聴すること
手に負えない「負の感情」が湧いてきた時、このブログでもオススメしているのは「その感情を持つ自分を認める事」「その感情の奥にあるものを拾うこと」の二つです。
鬼のように怒っている自分。悪魔のよう恨んでいる自分。陰湿な復讐を考えている自分。
とても人様に見せられないような「自分」が存在する事を受け入れること。出来れば一種の感情に一人のイメージキャラを心の中で描くこと。ぼんやりイメージでOK。
右手には「怒り」が居る。「嫉妬」は背中に。「恨み」は喉のあたりかな。
そして、其処に居る事を許可していきます。「分かったから其処にいていいよ」と。
そして、余裕があれば、「怒り」、「嫉妬」、「恨み」に向かって「それじゃ、どうしたかったの?」と、その奥底の欲求を拾い上げてみて下さい。
慣れてくるとね・・・結構雄弁です(^^)
「大切にしてもらいたかった」「平等にして貰いたかった」「抱きしめてもら
いたかった」切ない欲求が聞こえてくるものです。 その声を聞いてあげるの
が一番大事です。意見も必要ありません。ただ聴くのみ。
「そっか・・・了解」と聞いた後は、そのままにしておいて大丈夫です。
無闇に消そうとする必要もないのです。
そこで、「怒り」で例えるイメージワークを参考までに。
目の前に「怒り」が満ちているプールがある。
怒りの水はグレーかもしれないし、透明かもしれない(好みのイメージで)
そして自分は飛び込み台から「怒りのプール」へダイブ!!
自ら勢いよくダイブする。
決して突き落とされたとか、滑って落ちてしまった訳ではなく。自らの意志で飛び込むのだ。
飛び込んだ怒りのプールは、水中の独特の音がする。視界も取れないし。息苦しい。
そこで、身体の力を抜いて浮かんでみる。
暫く身を任せていると、段々と「怒りの声」が聞こえてくる。激しくて、強い
主張、言い訳、責め立てる・・・とにかく怒りと一体化しないで聞いてあげること。
その声は自分自身の声ではなく、単なる「怒りからのメッセージ」として受け
止める。自分と怒りを同一視しなくなると、身体の自由が段々効いてくる。
そこで初めてプールの底に何か光っているものが目に入る。潜って手にしたその光るカケラは「怒りの向こうにある、本当に求めていたもの」
それを手に入れたのなら、それが「怒りからの本望」だ。
大事なのは
・自分から怒りのプールにダイブすること
・怒りと自分を同一視しないこと
・プールの奥底にある「本望」を手に入れること。
それが、負の感情に浸る時のイメージです。
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イメージワークは、ポイントさえ押さえれば好きなようにアレンジして大丈夫です。
最近、「感情に浸ろうとした時、呑みこまれて抜け出せなくなってしまった」という経験談をお聞きしました。確かに負の感情は巻き込む力は相当なものです。
そのような時のご参考になれば嬉しいです。
今日も読んで下さってありがとうございます。 それではまた(^^)/