星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

牡羊座新月によせて

   

 

4月9日3時21分、牡羊座にて新月を迎えました。

 

今回の新月図はとても印象的な星の配置です。

多くの天体が集結し意図するものは「再起動する自分」です。

 

まるで自分という存在に意識のベクトルを全集中するような・・・

結構熱い時期といえるでしょう。

 

宇宙は今までの概念を超えるような、ある意味限界突破を促しています。

人は誰でも幼少期の環境や人間関係の影響下で「自分」を形成していくものです。それは自分を護るために身に付けた知恵だったかもしれません。そこに何の違和感を覚えない人だっていることでしょう。大人になる頃には思考も行動も「いつものパターン」が出来上がっているものですから。

 

この時期「自分の力で道拓き」を宇宙は強く求めているようです。

「自分の道」は、いつもの延長線上には見つからないことが殆どかもしれません。だからこそ人は天職を追い求め、自分を縛る人間関係に悩むもの。無意識下では「本当の自分」を常に追い求めているのでしょう。

 

宇宙はその答えを安易に降ろすつもりはなく、自分で掴めと誘導しています。

 

だからこそ今のこの時期、今までとは違うパターンに引き込まれるような経験をする人も多いかもしれません。苦手だったり嫌いだったり・・・ある意味壁に囲まれ我慢を強いられような経験です。その中で次第に「自分の在り方」の輪郭が見えてくるのでしょう。同時に自分が真に望むもの、大切にするものが視野に流入してくるものです。

 

本当の自分として生きることを、他者との関係性を通して身に付けることでしょう。人との縁かもしれないし、とことん鍛えられるのかもしれません。ぼんやりとした「自分という在り方」が他者を通すことで堅牢になる、ゆっくりな歩みでも着実な道拓きとなるでしょう。

 

今までのパターンから離脱した自分自身、想像以上に色んなものが「ある」と驚くかもしれません。だって今まで「無い」と思い込んでいたのですから尚更です。

今まで見ないフリしてきたモノ・・・全部ひっくるめて道拓きの糧となる。確かにそれは豊かさに繋がる道だと思うのです。

 

苦くて甘い・・・これから先が楽しみになる牡羊座新月です。

 

 

                        以上です。