星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

山羊座冥王星リターンに思うこと

    

 

6月11日、空の水星が双子座に、空の冥王星山羊座に入ります。

水星は足が速く個人に影響を及ぶ傾向が、対して冥王星はラスボス的な存在で個人は元より社会全体に対して影響を与えるものです。

 

この春冥王星水瓶座入りしましたが、星の運航では2024年11月まで山羊座水瓶座を行行きつ戻りつの状態に。冥王星は「死と再生」を意図します。そして滞在する星座が担うテーマをとことん深堀し根こそぎひっくり返すことも辞さない姿勢を貫くものです。

 

今回の山羊座冥王星は2024年1月まで。山羊座においてやり残してきたこと、まだまだくすぶっている問題など徹底的に掘り起こしていくことでしょう。それは2022年春から1年の間にクローズアップされた事象に対し・・・ウクライナ問題、宗教問題、治安や法改正、社会制度の見直しなど。特に山羊座は社会と密接なテーマを担っています。権力(権威)、階級意識、社会的野心などそれらを追い求めるあまり歪められた世界を根本から立て直そうとする、実際の変革は水瓶座の下になるのでしょうが、現実に今まで存続してきた世界の矛盾や弊害を露にすることはやはり山羊座ならではのこと。山羊座は非常に合理的且つ効率を好む特徴があります。過去にはそれが上手く巡り社会が潤ったとしても、それが次第にしがらみや悪しき慣習になっていく。

 

巡りの悪い非効率な状況は山羊座にとっては見逃せないもの。冥王星はその力によって山羊座本来の権威(プライド)を取り戻させようとするのでしょう。

 

この秋までの山羊座冥王星期では、次々と社会・経済・政治の悪しき部分が露見することでしょう。社会制度の見直しや矛盾点も指摘されることに。今までの権威が権威として機能しなくなった時、同時に強いリーダーシップが求められることに。それは少し先の未来になるかもしれませんが、少なくとも綻びかけた旧態依然にすがることはあり得ません。世界は社会は「新しい風」を心から求めている・・・その変革の火を点けるのは個人の意識、そして大きく煽るのはラスボスである冥王星だと思うのです。

 

個人の生活において・・・11日、空の水星は双子座に入ります。

7月までは双子座→蟹座→獅子座と移動する訳ですが、社会に及ぼす冥王星の重いテーマとは真逆の「軽やかさ」を感じます。つまり個人においては浅く広く・・・どちらかというと興味関心のアンテナを張り、そこに絡むコミュニケーションを大切にする時期と言えるでしょう。上下関係ではなく横の広がりを重視する。そしてその中で共感できる人、価値観を共にする人とコミュニティを創っていく。何かの接点で繋がる関係性よりも共通するもので繋がる関係性。少なくともこの夏は内側に籠るよりも、外に自分を出していく時期だと思うのです。

 

 

今日も読んで下さってありがとうございます。 それではまた(^^)/

 

 

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