星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

牡牛座新月によせて

     

 

5月20日0時53分、牡牛座にて新月を迎えました。

 

木星が牡牛座に入ったばかりの新月ですね。

牡牛座に5天体が入っている、まるで「牡牛座まつり」のような新月図です。

 

牡牛座の特質は自分にとって価値あるもの、本物を見極める眼を尊びます。社会のみならず個人においても現時点は「膿み出し」の渦中にあるといえるでしょう。今まで圧倒的な力や権威を持っていたものが綻びかけている。ハラスメントやマイノリティへの偏見など、古い概念や価値観など断捨離せざるを得ない星の配置です。

 

これは個人にとっても同じこと。

今まで自分の人生に制限をかけていたものは、外側ではなく内側にあったという気づきがこの時期の原動力になるようです。ただその為には、破壊と創造がつきものです。自分を縛っていたものから脱出しなければなりません。その為の盛大な「膿み出し」といえるでしょう。

 

注意したいのは、自らの理想や信念に固執し過ぎて身動きが取れなくなってしまうこと。他者の言葉も思いも耳に入って来なくなることです。そうなると唯我独尊・・・裸の王様状態になってしまい自らが膿み出しの対象になってしまいます。膿み出しは6月上旬まで続き、ピークとなるのは6月1日頃です。

 

 

痛みを伴う膿み出しの後、貴方は何らかの新しい世界を創造することでしょう。それは豊かさへの道筋なのかもしれないし、素晴らしいアイデアかもしれない。何より貴方が心から求めていた他者との繋がりがもたらされることもあり得ます。キーワードは「共感」。共に嬉しい、楽しいと感じたり、純粋に応援したい育みたいと思えるような、心を満たす人との出会いです。

 

痛みを伴う膿み出しもあれば、心身を浄化させる膿み出しもあり得ます。抱えているものや立場によって違うものかもしれません。けれど膿み出しは内的葛藤の大掃除のようなもの、その後には「自分にとって一番大切なもの」が見えてくるはず。

 

それこそ貴方が本当に欲しいもの・・・牡牛座の新月は教えてくれているようです。

 

 

                       以上です。

 

 

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