星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

ゾンビ化した感情は成仏してもらおう

       

 

 

こんにちは、晏藤滉子です。

本日で連続投稿1235回目のブログとなりました。

 

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誰もが封印された「沈められた感情」を抱えています。

子供の頃の記憶とそれにまつわる感情。嬉しい楽しい感情はシャボン玉のようにキラキラしていつの間にか消えていく。対して辛くて悲しい感情は湿って重くてへばりつく・・・心の奥底に沈んでいくものです。子供の頃から学習しているのでしょうね。そんな感情をもつ自分を見られてはならないと。

 

そんな沈められた感情は、「私を忘れないで」と云わんばかりにふとした瞬間、記憶として姿を現します。大抵自分が弱っている時凹んでいる時に、沈められた感情は甦ってくるものです。

 

まるでゾンビみたい。

 

でもゾンビ達は別に危害を加えようとは思っていません。私を思い出して!認めて欲しい!だけ・・・ホントそれだけなのです。でも沈められるような感情はグロくて醜いもの(と自分で思い込んでいるだけ)、蔑ろにされて拗ねているゾンビもいるのかもしれません。



ゾンビには安らかに成仏してもらいたいもの・・・

 

でもそれは誰にも委ねられないこと。セラピストやカウンセラーは背中を押すだけであって、実際それが出来るのは「私自身」のみなのです。

 

成仏に必要なものは「言語化」と「寄り添い」です。

 

「人に見せたくない」沈められた感情は、嫌なイメージは感じていても言語化されていないことが殆どです。怒り、嫉妬、呪うなど、誘い水となるような出来事があったとしても注目するのは「感情」のみ。「~だから」と枝葉をつけないことです。自分の怒りや辛さを聞いて貰いたい時、状況説明をついしがちです。でもそれは「○○だからこうなった」という正当性を主張すること。それでは加害者と被害者の構図となり、肝心の「感情」は蚊帳の外になってしまうのです。

 

自分だけを見てほしかった

どうしようもなく悔しかった

寂しかった

羨ましかった

褒めてほしかった

 

出来事から紐づけされた感情をひたすら言語化しあぶり出していくことです。その感情たちは身体の何処に在るのでしょう。感覚を研ぎ澄ますと、胸が締め付けられる頭が重くなるなど、その感情たちの居場所は容易に見つけられるものです。

 

そして、寄り添うこと。

 

イメージとして・・・黙って横に座り、感情たちの訴えや話を聞いてあげること。アドバイスなど必要ありません。長い間沈められていた感情は、存在を認めて貰うことが本望です。ただ其処にいることを許されることを願っています。別に好待遇でなくても良いのです。「ただ在るだけが許される」・・・最早ゾンビのように彷徨う必要もありません。

 

「在るだけ」になった感情は、成仏します。

 

成仏というと空に還るようなイメージですが、正確には昇華し変容していくこと。人を思いやったり、慈しんだり、見守ったり・・・情緒が成熟していくと共に、個人の美意識も高まっていく。

 

これらは全て自分の内面で起こっていること・・・、

彷徨うゾンビが天使になることだってあり得るのです。



今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに(^^)/