星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

獅子座新月によせて

          

 

7月29日2時55分、獅子座にて新月を迎えました。

新月図のリーディングは次新月までの約一ヶ月間の流れを私たちに教えてくれます。

 

これから迎える夏本番、アクセルとブレーキを同時踏みするような感覚を多くの人が覚えるのかもしれません。個人的にはこの夏を楽しみたい、価値ある経験をしたいと夢見ている。でも人々の流れや、集団的な意見が錯綜している現状に対し、手放しで楽しめない、大きな声で楽しさを表現できないもどかしさを感じてるのかもしれません。

 

この時期の傾向として、二極化する思考の狭間で揺れ動く自分の意志がテーマとなりそうです。

 

一般的な考え方と自らの素直な欲求が相容れない時どちらを選ぶことが正解なのでしょう。これは正誤のない問いかけですが、その答えによってその人の価値観信念が浮き彫りになるものです。それだけに自分の意志や主張を抑え込もうとする人も多いかもしれません。反対に今までの考え方に頑固なまでに執着して、動くに動けないといった状態に陥ってしまうこともあり得ます。どちらにしても自由で開放的な夏のイメージとは真逆・・・とても窮屈で息苦しい状態かもしれません。

 

でもその中で多くの人が上手く妥協点を見つけようと試みる。一般的な考えを取り入れながらも、独自の楽しみ方を取り入れる。どのような状況下でも自分を満たす創造を追求しようとするようです。それはとても小さな創意工夫なのかもしれないけれど、確実に心の滋養になっていくのでしょう。今までの夏のイメージとは程遠いからこそ価値のある経験もあるのです。

 

自分の五感を満たすこと、素直な欲をもつこと、自らの価値を見出すこと・・・有形無形の「自分ごと」を社会や他者の尺度で優劣を決めるならば、それはもう「自分ごと」から外れてしまいます。

 

今年の夏は・・・「自分ごと」の創造主は自分と気づかせてくれる夏なのかもしれませんね。