こんにちは、晏藤滉子です。
連続投稿949回目の本日のブログです。
思い込み・・・それは物心ついた時から付き纏う概念です。
幼少期の頃の思い込みは、そもそも自分のモノではなく受け身です。
先ずは親からの洗礼から始まります。
「いい子でいたら褒めてあげる」「お友達と仲良くできる子は良い子」
学校へ行けば行ったで、「反抗的な態度は多々問題あり」「成績の良い子は優秀な人間だ」・・・など、思い込みのシャワーを浴び続けます。特に小学生くらいまでは洗脳に近いもの。子供は言葉の善悪よりも「誰が言ったか」が肝心要。親の言葉を全身で浴びてしまうものです。
それらの思い込みの正体は、その人達のフィルターを通した概念に過ぎません。
その人達もきっと親から社会から浴びせられた思い込みなのでしょう。思い込みは世代間で感染するものです。でもその時の時代性があるので、微妙に相互で食い違いを感じてしまう。親と子、先生と生徒、上司と部下・・・言われた方は「へ?」となるし、言った方は「今どきの奴は」となる訳です。
大人になっても無意識下では、今までの思い込みを抱えています。その上に上積みして新たに自分の思い込みを重ねていく。好んで読む本や雑誌、情報番組などがそれらを如実に表します。「こんな素敵な生活を手に入れたい」「人生で成功する人のライフスタイル」「幸せの為に必要なのは」・・・自分自身の「憧れ」に魅かれるものです。分かり易いコンセプトは自分の思考回路を具現化したものです。
デモ・・・思い込みはどこまでいっても思い込み。その中に絶対的な真実などありません。確かなのは自分にとっての真実であり、万人に共通するものではありません。特にこの2年程の自粛生活で、各人の思い込みの違いや温度感の違いを少なからず感じていると思うのです。身近なパートナーの意外な面をみたり、仲の良い友人と意見が食い違ったり・・・それらは思い込みの違いに過ぎないのですが。
誰でも思い込みを持っています。
でも、それは本当に貴方が思っている事ですか?
もしかしたら、思い込みによって縛られていませんか? 悲しくなっていませんか?
普段の生活の中で、何だかやる気が起こらない時や動けなくなる時があります。
そのような時、思い込みという縄でがんじがらめになっている事が多いものです。
自分を窮屈にさせている思い込み、無力感を与える思い込み・・・
それらをちゃんと言語化してあぶり出す事が先決です。そしてそれは自分にとって真実なのか嘘なのか判別する必要があります。これはノートなど書くことをお勧めします。
一人の時間の中で、書いた思い込みを声に出してあぶり出す。違和感を感じるのか否か。それが自分にとって嘘ならば・・・新しい自分の思い込みを宣言してあげて下さいね。そして最後に古い思い込みを書いた紙をビリビリに破くか、慎重に燃やしてみることでおしまいにする。
古い思い込みは一時期の貴方を守ってくれたものかもしれません。でも今の貴方には相応しくない・・・着なくなった洋服を処分するように、相応しくない思い込みも昇華させてしまいましょう。
年末の大掃除も大切ですが、意識の大掃除も最適なタイミングです。
除夜の鐘の音を聴くだけでは煩悩は止められない。12月はそういう意味でも忙しい時期だと思うのです。
今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに(^^)/