星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

親知らずと負の感情は似ているのかもしれない

 

 

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こんにちは、晏藤滉子です。

 

半月くらい前から、私の弱い部分である「親知らず」辺りが痛み始めました。横向きに生えていて、当時通っていた歯医者さんからは「今度痛み始めたら紹介状出しますから。大学病院で抜いてくださいね!」と釘を刺されていました。20代の頃、反対側の親知らずもこれまた横向きで、大学病院で抜歯。それがあまりにも痛くて辛い経験だったので・・・正直「何とか逃げたい!」と心底思ったものです。

 

だからこそ、「親知らず」という寝た子を起こさないよう、毎日の歯の手入れも含め頑張ってきました。でも・・・弱い部分って、心と身体が弱ってくると顔を出してくるものです。寝不足だったり、ストレスを感じていたりすると、途端に自己主張してくる。

 

「今度こそ抜きましょうね」

予想通りの先生の最終宣告でやっと覚悟を決めた次第です。

 

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「親知らず」って不思議な名称ですよね。

もちろん正式な名前はあるけれど、「親知らず」のほうが認知度は高いもの。

 

色んな説があるようですが、昔は短命だったので「親が生きている頃には生えてこない歯=親知らず」という説や、自分で物事をちゃんと判断できる年齢に生えてくる歯という意味もあるらしい。

ただ、「親知らず」って歯茎の中に存在して、その生えかたはレントゲンで撮らない限り分からないもの。真っすぐな人、横向きの人、一生埋没している人だっています。

 

それが、炎症を起こしたり、生えかたにトラブルがあったりすると虫歯以上の痛みになるわけで・・・ある意味地雷のようなもの。取扱注意案件です。

 

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疲れて弱ると疼く私の親知らず・・・今回抜くことに、怖さはあるけれど拒否反応はあまりなかったのが正直なところです。

 

厄介な困りものというレッテルを貼っていたけれど、ちゃんと抜いて「さよなら」した方が良いかなと内心思っていたのかもしれません。

 

というのは、抜歯予定の親知らずが最初に疼きだしたのは5年くらい前。

ちょうどその頃、個人的な分岐点に立っていました。手放せばスッキリするものを、不安や恐怖からしがみ付いていた。あーだこーだと理由を付けながらも、本心は「手放す勇気」がなかっただけ。

 

そんな当時の私は、「親知らず」にさえ「さよなら」したくなかったようです。

でも、不思議な話ですが・・・そうやって、しがみ付いていると必ずもっと強い揺さぶりがやってきて振り落とされてしまうものです。強制終了です。

5年前私がしがみ付いていたものは、その後よりキツイ痛みと共に淘汰されました。

 

そんなことを思い出しながら・・・くすぶっていた記憶(親知らず)も抜いてしまおう。この際スッキリしよう、となったのです。

 

そういえば、「親知らず」って、人が内面で溜め込んでいる「負の感情」のようです。

怒りや妬み、恐怖や不安・・・表に出さずとも心の奥底には存在している。

認めたくない無き者にしようと密かに思っても、「負の感情たち」は主が弱っている時に自己主張を仕掛けてくる。親知らずの場合・・・それが痛みや疼きという主張なのでしょう。応急処置で収まればそれで良いけれど、何度も何度も痛むならば・・・抜いて表に出すしか方法はありません。

 

何だか色んなことを想いながら、抜歯前の親知らずと今は共生しています。

 

5年も経っているけれど、これが宇宙の絶妙なタイミングなのでしようね(^^)/

 

 

今日も読んで下さってありがとうございます。 それではまた!