星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

「決めつけ」は人間関係の呪いなのかもしれない

  

 

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こんにちは、晏藤滉子です。

今日は「人に対する決めつけ」について共有いたしましょう。

 

人との関係性において、第一印象は大事と言われます。

ふとした表情や、仕草、言葉の使い方で

「この人は、こんなタイプの人なんだろうな」と思う訳です。

当然、自分がそのように思うという事は、相手も相手なりに印象を持つわけです。

 

その印象が「その人そのもの」なのか・・・それは判りません。

 

確実なのは、その人に対する印象は、自分のフィルターを通して感じたものに過ぎません。食事の時の支払い時の相手の様子を見て「この人は堅実な人」or「この人はケチだろう」と評価が分かれたりする・・・その決定は自分自身のフィルターによって行われるものです。実際は、その人の特別な意図がない限り、行動自体は無色ですから。

 

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以前、数秘術を通して知り合った方から、こんな話を聞きました。

 

数秘では、その人の基本的な気質や行動パターンとか面白いくらいに分かるもの。実際対面鑑定する前には「数字」を資料として挙げるとしても、絶対先入観は持たないようにしているとのこと。自分が「この人はこんな人」と先入観を持つことで、無意識下でクライアントを誘導してしまうことになる。クライアントにしても、レッテルを何気に貼られることで不快に思ったりすることも少なからずあるということだ。

 

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私自身も、「貴方はこういう人」と断定されることは嫌いです。嬉しい事ならともかく、まるで鬼の首を取ったかの如く言われたら正直ムカッとしてしまうものです。「それが何か?」と心の中でシャッターを閉める時だってある。占いやセラピーならば許せても、普通の人間関係ではちょっと遠慮したくなってしまうものです。

 

そうは言っても、人間関係の中では「この人はこんなタイプ」と無意識に判別しているものです。それを全く「無」にする事は不可能。決めつけることなく、ある意味指針にすればよい事なのかもしれません。

 

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厄介なのは「こういう人」だからと勝手に思い込み、

相手にそれを突きつけることです。

 

部下を育成する、子供を育てる時・・・やりがちな事ですよね。

「お前は無能だ」「何をやっても中途半端」などの勝手な思い込みを

相手に突きつけること・・・ある意味洗脳に近いものです。

 

本当は出来る子なのに、本当は才能があるのに・・・

周囲の思い込みは可能性を閉ざし、心の傷跡を残す場合があります。

 

残念な思い込みほど、扱いは慎重にした方が賢明です。

何故なら、負の感情がセットになっていることが殆どだから、

相手にもそれは伝わっている筈です。

 

身近な人、離れられない関係性であればあるほど、

「思い込み」に没入することなく、多少のゆとりを持たせる。

 

我儘=自己主張が強い

大雑把=大らか

八方美人=調整役

 

 

「この人はこうだから」で人を縛り過ぎる事は、ある意味自分自身を縛ることに繋がるのかもしれません。人を決めつけるという事は、自分自身にも同じことをしている筈だから。

 

自分だって、他者だって、「本質」は分かるようで分からないもの。

流動的で、その時によって別の顔を見せるものだと思うのです。

その都度、それを信用して柔軟に受け止めるだけのことかもしれません。

 

 

今日も読んで下さってありがとうございます。ご参考までに(^^)/