星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

法事と三密

お題「捨てられないもの」

 

こんにちは、晏藤滉子です。

 

先日のこと、親戚の法事に行ってきました。

自粛解除後ですが、用心しつつ久しぶりの県外へ。

 

その地方では、お葬式や法事など昔からの慣習を守っています。

 

自宅でのお葬式は流石に無くなる傾向ですが、

節目の慣習は世代ごとにしっかり受け継がれています。

 

私自身もそれが当たり前と思っていました。

冠婚葬祭などの慣習はある意味「地方や血族の文化」

人生節目の風物詩のように捉えていました。

 

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先日の法事は雰囲気が違いました。自粛の影響です。

 

参加人数も1/4くらい。座布団も間隔をとり、襖も開け換気につとめる様子。

 

いつも見慣れている光景ではありません。

 

ご住職のお話では、これが「新しい当たり前」のようです。

お経をリモートでというところもあるらしい。

 

家族葬が殆どとなり、親族席も間を開けて。

当然他県からの参列は暗黙の了解で遠慮することに。

 

当然参列者は少なくなります。法事もその流れになる訳です。

 

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情報として「結婚式を延期」など耳にしていました。

やはり目の当たりにするとリアルに影響を感じます。

 

代々守り抜いてきた慣習は、その土地に関わる人達にとって「正義」です。

 

「今の時代に非効率」と若い人達は内心感じるかもですが、

正直それを口に出すことは殆どない。親や祖父母の世代がしてきたことを

子供の頃から観ている訳ですから「当たり前」のところもあるのです。

 

故人の最後の節目にあたり、受け継がれた慣習は指標でもあります。

形式を重んじる日本人らしい考え方ですよね。

 

ずっと変わらないだろう、捨てる事はないだろうと思われていた

冠婚葬祭にまつわる「当たり前」が一変する。

たった数か月で、何世代もの慣習が変更を余儀なくされる。

 

改めて、コロナの影響を感じた次第です。

 

今日も読んで下さってありがとうございます。  それではまた☆