星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

占星術的ジェネレーション・テーマ その参

 

 

こんにちは、晏藤滉子です。

 

今回、占星術的ジェネレーション・テーマ 「その壱」「その弐」の続きです。

 

 

占星術では、その年齢に相応しい発達の仕方について

「星」を鍛えるという捉え方をしています。

 

 

  1. 0~7歳   月
  2. 8~15歳  水星
  3. 16~25歳  金星
  4. 26~35歳  太陽
  5. 36~45歳  火星
  6. 46~55歳  木星
  7. 56歳~   土星

 

 

 

前回は赤グループの「己の輝き方」をシェアしました。

 

ここからは、緑グループ「己の活かし方」のシェアとなります。

 

「己の活かし方」の発達

 

「月」から始まった、「個としての完成の旅」

 

産まれ堕ちた時、未熟でありながらも

存在そのものは圧倒的に輝いていました。

 

「己の活かし方」の道程では、

「自分は何者であるのか」を能動的に深堀していきます。

 

自分の持っている能力・特質と向き合い、

それを自分の成長や目標の為の糧にしていく。

自己肯定感と共に、「許容、寛容」な在り方を表現していきます。

 

 

8~15歳 「水星の年齢域」では能力の活かし方を体得する

 

この年齢域では、知性の磨き方、他者とのコミュニケーションの築き方を体得していきます。

 

水星のキーワード:知性、会話、言語能力、技能、訓練、コミュニケーション、

         判断能力

 

この年齢域では水星が刺激を受けます。

 

自分はどのようなことで知性が満たされるのか、

どのような能力の特徴があるのか経験の上で体得していきます。

 

水星は経験、行動によって磨かれるのです。

 

そして、兄弟も含め他者とのコミュニケーションによって

様々なことを学んでいきます。

 

「他者」との関係性が重要視される頃です。

 

水星の年齢域は、小中学校の頃です。

家族の枠から出て、先生や友人など他者との

コミュニケーションを学んでいきます。

 

楽しいことも、悔しいこともある社会デビューのようなもの。

 

他者と自分の能力の差を見せつけられたり、

自分なりの能力の発揮のしどころを模索していきます。

 

水星がどの星座に入っているかで、「学び方」の個性もこの頃ハッキリしてくる傾向がみられます。

 

26~35歳「太陽の年齢域」では人生の目的を自ら掴み取る

 

この年齢域では、「人生の目的」を自ら掴み取ろうとします。

 

太陽のキーワード:人生の目的、成長、自我、自己主張、自己創造

 

月から金星までの年齢域では、あくまでも環境や人間関係など

「受け身」でしたが、太陽域では転じて「能動的」な世界に変わります。

 

今まで培った能力、感性、魅力を総動員して

「自分は何を創造しようとしているのだろう」と

人生の目標を模索し掴み取ろうとします。

 

太陽の年齢域では、社会において「何者かになりたい」

 

自分を活かそうと意識する頃です。

 

自分の実力と社会が求めるもののギャップに悩んだり、

自信喪失することもあるかもしれません。

 

ただ、29歳ころ、サターンリターンという特徴的な星の配置が誰にも起こります。(時期は各々で違いますが)

 

それによって、

「自分の人生の目的」が重要テーマとして突きつけられるかもしれません。

 

 

46~55歳「木星の年齢域」は許容と寛容で自分を活かす

 

この年齢域では「許容と寛容」、

穏やかで豊かな雰囲気が満ちた世界です。

 

36~45歳の火星域「情熱・野心・競争」の

熱くてギラギラしたエネルギーを木星は昇華します。

 

人間の成長の流れにおいて、

太陽域以降、「能動的」に世界を創ろうとします。

其れゆえ激しい変化が起こりやすいことに。

 

仕事の事ばかり考えていた仕事人間が、急に人が変わったようにリタイアして趣味の世界に生きてしまうとか・・・火星域→木星域の変化は特に大きいようです。

 

ギラギラ期をやり切った上で、許容と寛容を身に着けると

「人生の豊かさ」拡大する世界を見ることが出来ます。

 

木星域では、豊かさが十分入るよう「自分の器」を拡大します。

 

そこまでいくと、太陽域で掴んだ「人生の目的」は

次の土星域で完成される流れになります。

 

 

ジェネレーション・テーマでは完全燃焼を目指す

 

月~土星のジェネレーションテーマは、

ひとりの人生でありながら、「星」のキャラクターによって

世界が大きく変わる不思議さがあります。

 

赤のグループでは「己の輝き方」

緑のグループでは「己の活かし方」

 

自分の在り方を輝かせ、それを活かして成長していく

 

「輝き方」と「活かし方」を交互に織り込んでいく成長の過程です。

 

月の「ピカピカ」と土星の「いぶし銀の渋い輝き」

ひとりの輝き方ではあるけれど、そのストーリーは深いものがあります。

 

 

 

勿論、その「星」がどの星座に入っているか、

他の星との相関図によってその世界は大きく違ってくるものです。

 

ただ大事なことは、「今何を鍛えている最中なのか」と自覚すること。

 火星域の激しさの意図が分かり振り回されることが回避できるから。

 

また、「テーマ」を無意識に過ごして取り組まなかったという方は

 後から取り組めば良いのです。

 

 

特に火星域でギラギラ輝けなかったり不完全燃焼だと、

木星域で許容と寛容さを活かしきれない事が多いものです。

 

その場合、木星域の年齢であっても、

火星域的な物事に取り組めば大丈夫です。

 

また、女性の場合太陽域の年齢で

パートナーに「人生の目的」を預けてしまう事も。

 

社会性の秀でた素質のある方だと、パートナーは社会的飛躍となるでしょうが、

本人にとっては不完全燃焼でモヤモヤするかもしれません。

その場合は折を見て社会と繋がるような活動をする事をおススメします。

 

 それでは、最後のまとめです。

 

 

占星術的ジェネレーション・テーマのまとめ

 

  • 年齢に相応しい鍛えるテーマは決まっている
  • 年齢に応じた「己の輝き方」「己の活かし方」が交互に訪れる
  • テーマは完全燃焼が望ましい
  • 出来なかったテーマは後から宿題として取り組むことが出来る
  • テーマの意図が分かれば、振り回されることを回避できる

                          

                           

 

 

今日も読んで下さってありがとうございます。 ご参考までに(^^)/