星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

占星術的ジェネレーション・テーマ その弐

 

 

こんにちは、晏藤滉子です。

 

今日はジェネレーション・テーマその壱からの続きです。

 

yasura7165.hatenablog.com

占星術では、その年齢に相応しい「星」を鍛えて「人間の成長」を促します。

 

「星」を鍛えるというとピンとこないかもしれませんが

貴方の中の特定のパート(感情・情緒・意志など)が

「星」で代替されているのです。

 

 

「己の輝き方」の発達過程

 

産まれ堕ちた時、誰でもダイヤモンドの原石です。

成長と共に、磨き上げ、カットを施し「個としての完成」が最終テーマです。

 

 

  1. 0~7歳   月
  2. 8~15歳  水星
  3. 16~25歳  金星
  4. 26~35歳  太陽
  5. 36~45歳  火星
  6. 46~55歳  木星
  7. 56歳~   土星

 

 

 

この流れの中で、交互に表れるのジェネレーション・テーマでは

共通項がみられます。

 

赤のジェネレーション・テーマは共通して「己の輝き方」

 

それでは、年齢域に相応しい「己の輝き方」を見てみましょう。

 

0~7歳 「月」はピカピカ輝く

 

この年齢は無意識領域に一番近い存在です。

ありのままで「ピカピカ」輝いている時期

 

月のキーワード:月は母性、感情、心、習慣、テリトリー、本能的欲望

 

この時期を通して、「一生を通しての基盤(home)」を固めていきます。

つまり、「どのような状態、環境を満たすことで感情が安定するのか」

 

不思議なもので、他者からみたら「不具合」な環境であっても、

当人からしたらそれがhome(基盤)なのです。

理屈でなく落ち着くポイントなのです。

 

大人になって心底疲れた時、

homeに帰り「羽を伸ばして生き返る」というのはよく聞くことです。

 

homeは「心の拠り所」。「おふくろの味」を大人になってから

懐かしむということも其処からくるのでしょうね。

 

 

16~25歳 「金星」はキラキラ輝く

 

この年齢域は、「喜び」がテーマ

他者との関係の中で、自分の美しさ、感性を表現しようとします。

 

金星のキーワード:芸術、美的感性、オシャレ、お金、恋愛、趣味、楽しみ、喜び、音楽、社交性

 

この年齢域では金星が刺激されます。

 

どのような事で自分の喜びは満たされるのか。

自分のチャームポイントを如何に発揮するのか。

 

金星の年齢域では「キラキラ輝いていること」を目指します。

 

お洒落に夢中になったり「自分の輝きポイント」を自ら伸ばそうとするかもしれません。または、恋愛の中で他者から輝きを引き出されることも。

 

「これがあれば幸せ!」と出会う頃かもしれませんね。

 

 

36~45歳 「火星」はギラギラ輝く

 

この年齢域では、社会の中で意志の力が発揮されることがテーマです。

 

火星のキーワード:やる気、怒り、エネルギッシュ、アピール、暴力

自立・獲得・勇気・競争

 

この年齢域では火星が刺激されます。

 

発達の流れから言えば「太陽域」の後に「火星域」がきます。

この人生においての「目的」「自己主張」を太陽域で鍛えた後に

火星の特訓が始まります。

 

社会において「自分」の活かし方も分かってきた、目標もみえている頃です。

人によっては「何でも出来る」万能感からエネルギッシュに行動しがちかもしれません。

 

この火星域では「ギラギラ輝いている事」を目指します。

周囲を見渡しても、この年齢域の「ギラギラさん」見かける事は多いかもしれません。その後木星域で落ち着くので、「ギラギラ」は沈静化されます。

 

といっても、「ギラギラ」は間違いではありません。

人生トータルで考えると、思い切りギラギラしてOKです(^^) 

振り切ることが、不完全燃焼を防ぐのです。

 

ただ、占星術的に「中年の危機」がこのギラギラ期にあたります。

中年の危機は別の機会にシェアしますが、占星術的厄年のようなもの。

 

火星域までに「己の本当の生き方」を誤魔化していたり無視していると

大きな軌道修正が入るのです。もし、この時期に「大転機」に繋がることが起こっているならば、それは宇宙からの教育的指導ですので自暴自棄になる必要は全くありませんから大丈夫です。

 

 

56歳~ 「土星」はいぶし銀のように渋く輝く

 

この年齢域では、若い頃の弱さを克服し強みに変え、

最終的な達成を体現します。

 

56歳~としていますが、占星術は古くからの智慧ですから

現代に置き換えて考えると50歳からでもOKのような気がします。

 

土星のキーワード:規律、モラル、恐れ、安定、コンプレックス、根気、頑固、成熟、深い思考、精神的成長

 

この年齢域では土星が刺激を受けます。

 

今までの人生の経験を通して、弱みを克服し基盤をしっかりと固めた上で

最終的な「人生の落としどころ」を体現することがテーマです。

 

人生の落としどころと言っても、

現代の社会性を考慮したら「第二の人生の目標」が視野に入っているかも

 

今までの経験を踏まえたうえで

60代70代でも可能な願望を体現していく。

 

土星域では、いぶし銀のように重厚な輝きを放つことを目指します。

 

それまでの人生の総まとめですね。

 

 

月・金星・火星・土星は「己の輝き」を繋げていく

 

その年齢に相応しい輝き方があるものです。

 

ピカピカ→キラキラ→ギラギラ→いぶし銀の渋い輝き

 

フレッシュな輝きから重厚な輝きまで。

 

「己の輝き方」は、

ダイヤの原石で例えれば「カットを施す」ことでしょうか。

 

ジェネレーション・テーマの流れからいくと

それぞれの輝きの間に、水星・太陽・木星の年齢域(緑)が入ります。

 

緑の共通項は「己の活かし方」。己の磨き方ですね

 

つまり、原石にカットと磨きを施すことは「己の完成」の工程です。

 

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それでは、次回は「己の活かし方」をテーマにシェアいたしますね。

 

今日も読んで下さってありがとう♪ ご参考までに(^^)/