星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

砂時計のアンカリング

今週のお題今年買ってよかったもの」に因んで・・・

 

それは、砂時計。

今はインテリアに合うような素敵なデザイン多いですよね

 

今は15分と30分のモノを使っています。

日常生活でも仕事でもヘビーユーザー。

 

 

最近時間の境界線が曖昧になってるな~、

ついダラダラと時間をかけてしまうことが気になっていたし、

我が家に砂時計を迎え入れました。

 

昔使っていたので、「懐かしさ」も購入理由でしたが、

何より砂時計は「自分に巻きをいれる必須アイテム」だったから。

 

 

子供の頃・・・・

小学2年頃から「一日百文字の漢字練習」が親から私に下された任務でした。

要は強制しないと勉強しないタイプだっただけですが^^;

 

当然おさぼりしようとした私は逃亡を試みますが、許されるはずもなく・・・

 

一日休むと翌日200文字、二日休むと300文字が待っている苦行が待っていました。

最大1000文字まで溜め込んだ時

「コツコツやらないと地獄だ・・・涙」

と子供なりに流石に学習したようです。

 

そして毎日の日課となった頃には、学校から帰ると

百文字の漢字練習帳(ジャポニカ学習帳

鉛筆

砂時計

が机の上に常に置かれていました。

 

 

「砂時計の砂が落ちきるまでに仕上げるんだ!自由が待ってる!」

byココロの叫び

 

まるで“おつとめ”を果たすような習慣でしたが、

5年程続くと「自信」に繋がった経験となりました。

そして、何十年も経って・・・自ら砂時計を迎え入れることに。

 

すぐ気付いたことは、掃除をする時・本を読む時・鑑定書を作成する時、

時計の砂をおとす瞬間から「何だか違う」感覚がするんですよね。

 

「時間を有効に使おう」なんて頭で考えるのではなく。

「スイッチが入る」ような表現が近いかな。

 

「砂が落ちきるまでに仕上げたい!」条件反射のように集中力が何処かから湧いてくるような。

 

子供の時の経験を通して砂時計はアンカリングの役目を果たしていたようです。

 

 

アンカリングとは心理学では条件付けの事を指します。

象徴となるアンカー(イカリ)によって、反射的にカラダや心が反応します。

パブロフの犬」といえば生物の授業で聞いたことあるかな?

 

五感=視覚、嗅覚、味覚、聴覚、身体感覚から入る情報全てがアンカーになりえます。

 

過去の失恋の時に聞いていた曲を聴くと胸がキュンとなったり

梅干を想像しただけで唾液がでたり

昭和っぽい整髪料の香りから父親を思い出したり

 

過去の記憶と反射・反応が最速でつながります。

 

私にとって砂時計は視覚によるアンカリングの象徴だったようです。

 

砂時計=苦行の経験ではなく、砂時計=集中力の紐つけだったことは幸いでしたが(^^ゞ