星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

「ブロック外し」は終わりなき旅 其の2

 

     f:id:yasura7165:20200822230332j:plain



 

こんにちは。

早速昨日の続きからスタートいたしましょう。

 

自己啓発やスピ系でブームになった「ブロック外し」。

ブロックがあるから前に進めない、躊躇してしまうなど、

それを排除してしまえば、物事はスムーズに運ぶに違いないという狙いです。

 

確かにそれは理屈の上では正論です。

 

ただ此処で問題なのは、

・ブロックの原因となる原体験を見つけることは困難。見当違いのことも多い。

・加害者被害者の構図をつくってしまう。

 

過去の記憶を思い出すだけで、痛みを感じる人もいるでしょう。

今さら「あの時の親の態度」を思い返すと、ブロック外しとは別の所(怒りや寂しさ)へ行ってしまうかもしれない。そしてブロックというものは誰もが無数に持っているものです。「ブロック外し」はゴールが見えないものです。


***

 

結論を言ってしまえば、「ブロック外し」において魔法のような技はありません。


例えば・・・自分が望ましい未来に向かう一本道があるとします。

その道は舗装されていなくて、小さい石も大きな岩もゴロゴロある。

大小の石は自分が握り締めているブロック達です。小さい石は飛び越えることも出来る

し、蹴とばすことも簡単。でも大きな岩は邪魔になって前に進めない。つまずいて転ぶ

かもしれない。自分がするべき事は、岩を砕いて無くしてしまうことではなく、

ヨイショと脇に除けるだけなのです。

 

大切なのは「ブロック」の存在を認めること。

受け入れなくてもOK、ただ認めることです。

だから原因を深堀する必要はありません。誰かを加害者にすることもない。

 

自分が「誰からも愛されない」というブロックを握り締めているのなら、その事実だけ

を認めればよいのです。そもそもブロックは負の感情が紐づけされた信念です。認めた

上で「それって本当のこと?」とブロックに問いかけ、嘘だと思うなら脇道に除けて置

いておけばよいのです。価値観や信念は、自分そのものではありません。後から付けら

れた思い込みに過ぎません。

 

そして、未来の自分にどんな信念が相応しいのか、ゆっくりイメージして考えてみる事

です。今の自分にとっても心地よい、新しい信念や価値観・・・。

未来の自分の在り方から逆算していくイメージワークです。新しい価値観が身体や心に

馴染めば、古い価値観は自然淘汰されていくものです。途中で何度か疼くかもしれませ

んが、その度に存在を認めれば良し( ;∀;)



信念や価値観の上書きは潜在意識のカラクリを取り入れることが重要です。

痛みだったり、激しい感情が湧き上がることよりも「繰り返すこと」が必須です。

 

心と身体に十分馴染ませるまで・・・新しい価値観を創造していく過程は「一歩進んで二歩下がる」くらいの気長さが必要だと思うのです。



今日も読んで下さってありがとうございます。ご参考までに(^^)







「ブロック外し」は終わりなき旅 其の1

 

     f:id:yasura7165:20200725210240j:plain

 

こんにちは、晏藤滉子です。

今日は「ブロック外し」について共有いたしましょう。

今回は2部構成でいきます(^^)

 

ブロック外しは加害者探しの終わりなき旅

 

お金のブロック、パートナーシップのブロック・・・。

ブロックとは、「障害」に繋がる思い込みや信念を意味します。

 

欲しいと思っているのに、何故か上手くいかない。

その原因は自分がそのブロック(思い込みや信念)を握り締めているから、

ということです。

 

お金は人を変える怖いものだ

お金持ちは汚い

私はどうせ誰からも愛されない

私は一番にはなれない・・・

 

思い込みは人それぞれです。それは幼少期の経験、周囲の環境などが大元でしょうが、

当時感じた自分なりの想いを、潜在意識に刷り込んでしまっている。

 

「お金が欲しい」「パートナーと仲良く暮らしたい」と願っていても、

本音は(潜在意識では)・・・「いやいやお金持ってると怖い事になるよ」「どうせ私は

大切にされる価値ないしな」という信念が強制発動されて、今の夢や希望は頓挫してし

まうのです。実際には手を伸ばしていても、肝心なところで無意識に手を引っ込めてし

まうようなイメージです。

 

だからこそ、一時自己啓発系やスピ系では「ブロック外し」が一大ブームになったのです。

 

どんなにアファメーションしてもイメージングしても、本音(潜在領域)の前では太刀打ち出来ない・・・ということからです。

 

簡単に言えば「心のブロック」が問題だから、取っ払ってしまえ! という訳ですが

これが思いのほか簡単ではない。いやハードル高すぎだと思うのです。

 

何故なら、「ブロック外し」は終わりなき旅であり、相当な痛みを伴うものだから。

 

そのブロックを創った原因は何ですか?

 

「ブロック外し」の一般的なワークでは「ブロックの原因」を深堀していきます。

 

幼少の記憶、同じパターンを繰り返すこと、意識を深く落としてその片鱗を見つけてい

くことなど多岐に渡ります。私自身も以前その類のワークをやってみて、確かに「これ

かな?」というものを掴んだことがあります。でも、暫くたつと「本当にそれが原因な

のか?」と懐疑的になってしまう。そのイメージはもしかしたら「自分の想像に過ぎな

いのかも」と思ってしまうのです。

 

確かに、幼少期の「その時に感じた思い」がブロックの原因かもしれません。でもそれ

は「頭の中での記憶」です。もしかしたら原因は全然違うことかもしれない。それすら

も思い出せない事が殆どだと思うのです。何故なら潜在意識に刷り込みやすい年齢は3

歳くらいまで。学習的には7歳くらいまでです。その年齢のことを何処まで深堀できる

のか難しい筈です。

 

そして、苦しいことは「加害者がいること」。

親の言動とか、友人の態度とか「心のブロック」なだけに大抵は「楽しくない記憶」で

す。「親のせいで」「あの人のせいで」・・・。そして一番厄介なのは「私はどうせ価値がない」という超自己否定型のブロックに関しては、加害者は「ダメな自分」です。

 

自己肯定感の低い子供の頃の「わたし」が、

大人になった「私」の夢や願望を邪魔してしまうのです。




                         ・・・其の2に続きます。