こんにちは、晏藤滉子です。
本日で連続投稿1294回目のブログとなりました(^^♪
寒くなってきましたね。
暖かい飲み物や食べ物が身に染みる季節です。
日本の冬と言えば鍋物ですが・・・鍋、お好きですか?
今は多種多様な「鍋の素」があって、アレンジも自在。子供のも人気があるのも分かります。でも私の子供の頃、鍋は怖い父親(鍋奉行)の監視下で食べなければならない苦行の料理。正直苦手だったな。
先日知人と「今晩の夕食」の話になった時、「おでん」の話題になりました。
「おでん」って大人になると美味しく感じるし数日続いても平気だけれど、子供の頃は嫌いな料理だったな・・・ということ。それを聞いた私は内心「同感!」。その場に居合わせた数人もどうやら同じようでした。
「子供には理解できないんだろうね・・・おでんって」
考えてみると「おでん」って不思議な料理です。
若干野菜もの(大根、ジャガイモ、こんにゃく)は入るにしても、基本練り物とか豆腐の類で固められていますよね。お家独自のタネを入れるとしても基本茶色一色、白い玉子を入れたとしても半日煮込めば茶色になってしまいます。子供が好むようなタネは少ないと感じます。だから子供が嫌いというのも理解できるし、私も子供の頃は味が単調で嫌いでした。
でもね、十分大人になった今では「おでん」は好きな鍋のひとつです。
何故だか「おでん」は数日続いても楽しめる。単調な味の集合なのに・・・日増しに浸みて味わい深くなっていく。日本人って‟出汁文化”だからこそ、あの旨味はたまらないものですよね。特に疲れて帰ってきた時の「味の浸みたおでん」は格別ですから。
そういえば、映画など感動した時に「心に沁みるストーリー」と表現することがあるけれど、「沁みる」「浸みる」「染みる」・・・日本人の心の琴線に触れるフレーズなのかもしれませんね。
我が家の定番おでんは、牛すじ・タコ・手羽先で出汁をとる事から始まります。
今年の冬は「おでん」を何回作ることになるのでしょうか。
今週末はゆっくりまったり・・・おでんの仕込みでもいたしましょう(^^)/
今日も読んで下さってありがとうございます。 それではまた♪