昨日のオポジションに続き、今日はスクエアについて。
スクエアはふたつの天体が90度の角度にあり、なじまない質(エレメント)の間で結びつくアスペクトです。
180度のオポジションは、その気になれば、補って統合できるパターンでした。
90度のスクエアは、何らかの実現のためにどちらかを捨てるという性質があります。
例えば、とある老舗のお店では
「これからの店の発展のために何か良いアイデアは?」
と問題提起が起こったとします。
社員Aは理想追求型。現状を分析し、新規開拓のための具体案を提案しました。
そこで、感情型の社員Bは「引き継がれている店の理念」「老舗としてのプライド」を訴えます。
お互い譲らず平行線をたどりますが、結局のところ、具体性があり、先見性もある社員Aの方針を採用します。
その後、お店は繁盛しましたが、拡大するにつれて「理念」「プライド」など社員Bが力説していた「精神論」や「店の品位を保つ事」が改めて見直されるようになっていきます。
結局、同じ問題(クオリティ)に対して違う意見(エレメント)をもつ2天体が90度を組む時、葛藤、変更、転換を伴ってどちらかが取捨選択されます。
けれど、その後手放されたものに対して、別の意味合いで「光」が当たり始める。
一時は、どちらかの手放しであっても、
結局はバージョンアップをしていく可能性があるよ
と示してくれるのがスクエア90度です。
ただ、一時でも不安や葛藤がおこりキツイ部分は確かにありますよね。
「災い転じて福となる」バージョンアップのアスペクトかもしれません。