星読み・数読み・ジブン読み

晏藤滉子(アンドウ ヒロコ)です。心理学をベースに、西洋占星術と潜在数秘術で「意識の錬金術」を

牡牛座木星期の歩き方

  

 

2023.5.17、空の木星が牡牛座に入りました。

その滞在期間は2024.5.26まで、約一年間の牡牛座木星期です。

 

木星は「社会と個人の拡大と発展、豊かさ」・・・つまり幸運の星と一般的には言われています。ただ全てのことは陰と陽があり、「拡大、成功、豊かさ」も過剰になれば「怠惰、虚栄、浪費」となってしまう。木星という天体をどう扱うかで現実は変わってくるものです。今まで見ないふりしてきたもの、隠してきたものまでも大きくしてしまうことがあるからです。

 


そして木星は12年かけて12星座を一巡します。基本ひと星座に一年滞在・・・その星座におけるテーマのタネ蒔きをし一年かけて発展させます。星座ごと視点を変えつつ「豊かさ・成長・可能性」と向き合うことで、12年後に一つの壮大なテーマを完結させていきます。そしてまた次のサイクルに向かっていく流れです。

 

また2028年には空の土星が牡牛座に入ります。木星が飛び立った後を土星が追いかけます。これは木星がタネ蒔きしたテーマを土星が固め定着させる・・・木星のタネ蒔きは大事な初めの一歩でもあり、棚ぼた的な「幸運の星」ではありません。

 

牡牛座に木星が滞在するということ・・・

 


牡牛座は「I have」(所有する)がキーワード。そして牡牛座を支配する星は金星です。価値のあるものを所有する。美意識を持ち人間として豊かな生活をする。五感を満たすことに関心をむける牡牛座の世界です。

 


そこに木星が入るということで・・・

物理的な形の見える豊かさ、美意識という目に見えない豊かさを共に手に入れようとするでしょう。生きていく為にだけ働いたり蓄えたりすることに疑問を抱くことも。そこに自分のピュアな欲望は反映されているのだろうか?自分は能力を社会で活かしているのだろうか? 疑問というものは常に変化変容の伏線となります。

 

木星は未熟な部分までも拡大して私たちに自覚を促します。特に牡牛座木星期では自分の美意識に嘘をつくことは出来ない筈。この世には素敵なことが沢山あるし、そのためには冒険することも人生の豊かさとなる。可能性へのチャレンジも人生のスパイスとなるでしょう。のびのびと臆せず楽観的に行動することです。それによって有形無形の豊かさは巡って来るものです。

 

木星を「幸運の星」にしたいならば、本当の自分から逃げないことなのかもしれません。木星は幸せのタネ蒔きの星・・・「耕運の星」だと思うのです。

 

 

 

                       以上です。

 

 

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